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2017年9月26日更新

【体験談】RSウイルス感染で高熱とゼイゼイ咳の保育園児、赤ちゃんが肺炎を併発し入院

風邪に似た症状の「RSウイルス感染症」。乳幼児に多く、赤ちゃんの初感染は重症化することも。保育園等との情報共有の必要性、セカンドオピニオンの大切さ、付き添い入院の経験等、お子さんがRSウイルスに感染したお二人のユーザーさんに体験談を伺いました。
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「RSウイルス感染症」は、2歳までには一度は感染するとされる、乳幼児にはよくある感染症の一つです。
年齢が上がる、再感染するほど軽症となる場合が多く、鼻水・咳・発熱といった風邪と似た症状で治ります。

しかし、生後6ヵ月未満の赤ちゃんや心・肺に基礎疾患があるお子さん、早産児などがRSウイルスに初感染した場合には、重症の合併症が起こり、入院加療が必要となることもある”侮れない病気”です。

RSウイルスには、未だワクチンがありません。
RSウイルス感染から赤ちゃんや小さい子どもを守るためには、日頃から家族の感染予防が何より大切なのです。

今回Calooマガジン編集部では、Calooユーザーのごにゃんこさん、まちゃまちゃさんのお二方に、お子さんがRSウイルスに感染した時の様子・検査方法・付き添い入院の経験などについて、詳しい体験談をお伺いしました。

ごにゃんこさん・まちゃまちゃさんには、以前「病院口コミ検索Caloo」サイトに「RSウイルス感染症」についての病気体験レポートをお寄せ頂きました。
今回の体験談と併せ、是非お読み下さい。

家庭・保育園・病院で感染症の情報共有が大切-ごにゃんこさんに伺いました

保育園に通われている3歳のお子さんがRSウイルス感染を経験された、ごにゃんこさんにお話を伺いました。

いつもの風邪とは何か違う……鼻に綿棒を入れる「スワブ検査」でRSウイルス感染症と診断

Q1.お子さんがRSウイルスに感染したときの状況を教えて下さい

保育園に通わせていることもあり、風邪のような症状が出ることは日常茶飯事でした。

ただその時は急激な高熱と、夜中ずっと続くひどい咳や何度も起きて泣き喚くという状態だったので、普通の風邪ではないなと感じました。

看病中は、眠気とひどい症状の板挟みに苦しむ姿を見て、できることなら代わってあげたいという思いで、頭を冷やしたり、背中をさすって落ち着かせました。

Q2.RSウイルスの検査や治療の様子を教えて下さい

受診の基準は、症状がひどいときや長引くとき、保育園内で感染症が流行っている時です。

今までウイルスの検査を受けたことはなく、RSウイルス感染症の診断に至ったのは、今回が初めてでした。

スワブ検査はすごく簡単で、綿棒の長くてしなりがあるようなものを鼻の奥に突っ込む検査でした。
数秒で終わるものの、子どもにとっては不安や違和感・抵抗があるようで、入れると少しむせていました。

ウイルス検査は、高熱が出てから半日程度経過していないと、正確な結果が出ないようです。

処方薬*1については、以前普通の風邪のときにも処方されたものだったので、不安もありませんでした。

また、特に副作用もありませんでした。

回復中は痰が絡み、のどの違和感があったようで、熱があるうちは喉を通りやすいゼリーや経口補水液を摂らせました。

食欲が出てからは特に気にせず、子どもの食べたいものを食べさせました。

※編集部注*1:この時ごにゃんこさんが処方されたお薬は、ムコダインDS50%(鼻詰まりを和らげる)、アスベリン散10%(咳を抑える)、ホクナリンテープ1mg(気管支を広げる)、プランルカストDS10%(気管支喘息の症状改善)とのこと。

■RSウイルスの迅速検査については、次の記事で詳しく説明しています。
2017年は過去最多!「RSウイルス」の流行状況や症状、迅速検査

保育園は熱が下がった翌日までお休み。登園の判断については医師と相談を

Q3.保育園は、何日ほどお休みしましたか?

受診した小児科の先生に登園の時期についても相談しましたが、風邪と同様の対処で特に休まなければならない期間は決まっていないとのことでした。

先生によると、熱が下がれば登園可能とのことでしたので、念のため熱が下がった翌日までの3日間休ませました。

急性細気管支炎 (RSウイルス感染症など )の登校 ( 園 ) の目安

発熱、咳(せき)などの症状が安定し、全身状態の良い者は登校 ( 園 ) 可能だが、手洗いを励行する。

(引用元)学校において予防すべき感染症の解説:文部科学省
※こちらの4ページ目に、RSウイルス感染症について掲載されています。

Q4.保育園内やお住いの地域での病気の流行について、どのように情報収集されていますか?

子どもが通う保育園では、感染症対策が徹底されていると思います。医療機関で早めに診断を受け、すぐに保育園に報告するよう日頃から言われています。

今回の件でも、子どもの受診後すぐに保育園に連絡を入れたところ、その日のうちに「RSウイルス感染症の診断を受けたお子さんが1名います」といった掲示が園内にされました。
保育園では、他の感染症が発生したときにも同じような掲示がされ、どんどん情報が更新されます。

そのため、今何の病気が流行っているのか、保護者でも注意しやすくなっています。

こういった情報発信は、小児科の受診時にも周囲の感染状況を先生に伝えやすいので、とても助かっています。さらに保育園では流行状況と同時に、その感染症の症状や注意点も載せてくださるので、感染予防や勉強に役立てています。

生後8ヵ月の赤ちゃんがRSウイルスによる肺炎で入院-まちゃまちゃさんに伺いました

生後0歳8ヵ月のお子さんが、RSウイルスが原因で肺炎を併発し、一緒に付き添い入院を経験されたまちゃまちゃさん。
入院加療によって無事回復し、現在は元気に成長されています。入院に至った経緯や付き添い入院の心構えなど当時の心境・その後ご様子をお伺いしました。

症状の改善がみられない時は、セカンドオピニオンの検討を!

Q1-1.なかなか症状の改善が、見られないときに取った行動を教えて下さい。

咳と熱が続いたので、たびたび小児科へ行き、薬も毎回もらってきちんと飲ませていました。

それでも熱が一向に下がらず、症状も改善しませんでした。

その時の自分は、他の小児科での受診(セカンドオピニオン)は考えもしなかったので、ひたすらいつもの小児科へ通い続けました。

結局、先生から大きな病院(大学病院)でちゃんと診てもらった方がいいと言われ、そのまま救急車で大学病院へ搬送されました。

Q1-2.そのとき、取っておけば良かった……と思う行動はありますか?

親として、もう少ししっかり子どもの症状をみてあげること。

もし治らないようだったら、早めに設備が整った大きい病院で詳しく検査してもらうことが大切だと思いました。

Q2.病院での看病のとき、気を付けることやアドバイスがあれば教えて下さい

入院時うちの子どもは0歳8ヶ月で歩くことも出来なかったので、付き添い入院になりました。
常に一緒にいるので、子どもの様子をすぐ見てあげれるのは良かったと思います。

呼吸を助ける酸素マスクをつけていたのですが、動くとすぐ外れてしまうので、すぐ直してあげることが出来ました。
最初は別々のベッドで寝ていましたが、夜泣きや機嫌が悪いときは同じベッドで一緒に寝てあげることが出来ました。

ですが、付き添いする側としては24時間ずっと病室にいることにだんだん気が滅入ってしまい、入院4日目くらいに主人に交代してもらいました。

付き添い入院は、子供の側にいられるメリットもあります。
ですが、付き添う方も疲れてしまうことがあるかもしれないので、無理のないよう看病することも大切かと思います。

Q3.お子様の入院というデリケートな環境の中、感じたことや意識されたことがあれば教えて下さい。

うちの子どもが入院したときは、たまたま空いていたのか完全な個室でした。
プライバシーも守られているので、付き添い入院の際もそこまで周りを気にせず過ごせました。

ただ、付き添い入院が長引くと親の方も疲れてきてしまいます。
たまに部屋の外に出たり気分を変えることも必要と思います。

5年経った現在-RSウイルスの再感染もなく、元気で丈夫な体質に

Q4.お子さんが肺炎一歩手前の状態から、回復に至ったときのお気持ちを教えて下さい

入院初めはとにかく熱も高く食欲もなく、見るからにグッタリという感じでした。

それが日が経つにつれ、少しずつ元気も出て食事も食べられるようになったのを見て本当に安心したのと、子どもの回復力のすごさに感心していました。

そして病院の先生が丁寧に看てくださって、感謝の気持ちもありました。

Q5.入院後の経過や体調について教えて下さい

退院して、1回様子見で大学病院へ行きました。ですがすっかり元気になり、その後も同じ病気にかからずむしろ今まで以上に丈夫になったように思います。

それから今(5歳)に至るまで、大きな病気はしていません。どちらかというと風邪になりにくい体質だと感じています。

Q6.入院を経験される前と後で、気持ちや行動の変化があれば教えて下さい

とにかく入院は、子どもも親も大変だった記憶です。
なので、病気がひどくなる前に、対処できることはしっかりしておくことが必要かと思いました。

Q7.5年たった現在、お子さんはお元気にお過ごしでしょうか?スポーツなどの不安な点は?

0歳でRSウイルスにかかってから、特に大きな病気はしていません。中耳炎にはなりやすかったですが、それ以外はひどい症状になることはないです。
3歳からスイミングや体操を始めましたが、特別体力がないということもなく元気に過ごしています。

Q8.「3歳頃になれば、RSウイルスに感染しても症状が軽くなる」とされていますが、その間、再感染による不安はありましたか?

少し熱が出る風邪はありましたが、再感染の不安はありませんでした。

赤ちゃんや小さなお子さんをお持ちの方へ、メッセージをお願いします

保育園での状況を理解し、うまく感染症に対処を……ごにゃんこさん

家よりも長い時間を保育園にお願いしている以上、そこでの感染はやむを得ないことだと覚悟しています。
集団生活の中で感染予防が難しい中、我が子がお世話になっている保育園では先生方が最大限努力して下さっているのが取組みから伝わってきます。
我が子が他のお子さんから感染症をもらうことはありますが、逆も当然あります。
仕事があるため、子どもの受診や回復期のお休みが十分にできないという事情も、みなさん同じだと思っています。
ですが、我が子が大切だという思い、辛い思いをさせたくないという思いもみなさん同じです。

このような状況の中でこどもたちが過ごしているということを理解して、うまく感染症に対処していく必要があるのかなと思っています。

症状が長引く時は、早めの精密検査を……まちゃまちゃさん

小さいときに肺炎にかかると本人も辛そうだし親としても見ていて心苦しいですが、治療をしっかりすれば治ると思います。

その後も特別風邪になりやすくなったとかはないので、なんとか病気を乗り越えてほしいと思います。
高熱と咳が続いて薬を飲んでもなかなか治らないときは、早めに精密検査をして肺炎のための治療を進めた方が良いかと思います。

≪編集部より≫

ごにゃんこさん、まちゃまちゃさんの体験談は、いかがでしたでしょうか。
処方薬や入院経過などは、お子さんの状況や医療機関によって、異なります。

ごにゃんこさんが経験されたように、RSウイルス感染症は、飛沫感染・接触感染など集団生活の中で感染が広まりやすい病気です。

お子さんが保育園・幼稚園に通っている場合、病気をもらってくる不安もあります。
しかし、うがい・手洗いなど予防の徹底や情報共有を図ることで、感染拡大を防ぐことが出来ます。

また、まちゃまちゃさんのように、もし症状がなかなか治らないときは、治療法や病院を変えるなどセカンドオピニオンを活用することで、快方へ向かうきっかけになるかもしれません。

小さなお子さんの感染症への対策は、家族、特に身近にいる親御さんの協力が必要不可欠です。
情報の共有や予防、迅速な受診を心掛けることで、RSウイルスに感染しても軽症で済むようにしましょう。

RSウイルスの感染時の様子が気になる方の参考になればと、お二方にはインタビューを快諾頂きました。
ごにゃんこさん、まちゃまちゃさん、お忙しいところご協力ありがとうございました。

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