Tags: ,
3,163views
2017年7月3日更新

プラセンタ注射の料金はいくら?保険が効く治療と効かない治療の違いとは。

できるだけ安全性の高いプラセンタをしっかり取り入れたいなら、クリニックで行う「プラセンタ注射」。保険適用される治療と美容目的など保険が適用されない”自由診療”との違いや料金相場、自由診療での受診時に重視したいポイントについて、ご紹介します。
3,163views

芸能人だけでなく、美容に敏感な女性たちの間で話題となっている「プラセンタ」

プラセンタとは、人や豚・馬などの「胎盤」を意味し、一般的に、胎盤から抽出したエキスのこと。
このプラセンタエキスには、赤ちゃんの成長に必要な沢山の栄養素が含まれています。
特に、”成長因子(グロースファクター)”と呼ばれる成分が、細胞の活性化や分裂を促進する働きを持っていることこそ、人気の秘密!
お肌の張りや潤い、美白・美肌以外にも様々な効果が期待できるのです。

プラセンタの取り入れ方法には、市販薬やサプリメント・ドリンクで手軽に摂る方法からクリニックでの注射・処方薬と色々あります。
安全性の高い「プラセンタ」をしっかり取り入れたいなら、クリニックで行う「プラセンタ注射」がオススメです。

今回は、気になる「プラセンタ注射」について、保険適用される治療と美容目的など保険が適用されない自由診療の違い、料金相場をご紹介します。

プラセンタ注射は、保険適応で受けられる?それとも全額負担?

「プラセンタ注射」の原料は、人由来のプラセンタ(ヒトプラセンタ)。
このヒトプラセンタは、クリニックなど医療機関でのみ使用可能なプラセンタなのです。
それも、日本人の胎盤を使っているので、豚・馬由来のプラセンタよりも体になじみやすく、より効果が得られやすい特徴があります。

また、現在プラセンタ注射で使用される薬剤は、メルスモン・ラエンネックの2種類があります。
これらは、厚生労働省で「医薬品」として認可されているので、安全性も高く安心ですね。

では、クリニックでプラセンタ注射を受けたら、保険が適用され、お得に受けることができるのでしょうか?

その答えとは、プラセンタ注射における保険適用については、治療内容(目的)によって決まります。

保険適応の治療3種と治療費

プラセンタ注射は、1950年代より更年期障害・乳汁分泌不全肝機能障害の治療薬として、利用され始めました。
現在でも、この3種の病気に限り、保険診療が行われています。

また、プラセンタ注射に使われる薬剤は、メルスモン・ラエンネックの2種あり、治療内容によって選択されます。
費用は、どちらの薬剤でも3割負担の場合、1アンプル500円程度です。(初診料・再診料などは含まず。)

保険適応の治療①更年期障害

更年期とは、45歳~55歳くらいの閉経前後10年間(日本人女性の閉経年齢は平均50歳)のこと。
卵巣の働きが衰え、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロンなど)が低下してくることで、ほてり、のぼせ・発汗、不眠、イライラ、めまい、憂うつ感などの更年期障害が現れます。

週3回のプラセンタ注射を2週間継続して計6回行ったところ、約77%に有効であったという臨床データが製造元より公表されています。

  1. 【使われる薬剤】メルスモン
  2. 【投与方法】皮下注射(腕)
  3. 【治療方法】1回1アンプル(2ml)を開始約2週間は週1~3回、その後週1回ペースで2~3か月注射を続けると、効果の持続が期待できます。
  4. 【治療に効果的なプラセンタ作用】
    • 内分泌調整作用(体内のホルモンバランスを整える)
    • 自律神経調整作用(自律神経を安定させる)
  5. 【注意点】
    • 大まかな年齢制限がある(45歳~55歳くらい)。※ただし、医師が認めた場合はその限りではありません。
    • 保険が適用されるのは、1アンプルまで。それ以上は、自費になります。

保険適応の治療②乳汁分泌不全改善

通常出産後3日くらいで、母乳の分泌が始まります。
しかし、乳汁分泌不全とは、出産後4日経っても母乳分泌量が100ml以下の場合や胸が張ってくる感じ(乳房緊満)がない状態をさします。

この乳汁分泌不全の原因には、ホルモン分泌異常、ストレス、栄養不足など多種多様な問題があります。
そんな幅広い原因に対して、プラセンタが持つ作用が働きかけ、出にくかった乳汁分泌を促します。

なお、プラセンタ注射を投与した初産女性の約68%に有効であったという臨床データも製造元より公開されています。

  1. 【使われる薬剤】メルスモン
  2. 【投与方法】皮下注射(腕)
  3. 【治療方法】1回1アンプル(2ml)を5日間毎日注射する。様子を見ながら3か月を目安に。
  4. 【治療に効果的なプラセンタ作用】
    • 乳汁分泌促進作用
    • 内分泌調整作用(体内のホルモンバランスを整える)
  5. 【注意点】保険が適用されるのは、1回1アンプルまで。それ以上は、自費になります。

保険適応の治療③肝機能障害

B型・C型の肝炎ウイルスやアルコール性肝炎、肝硬変など、様々な原因で低下した肝機能に対し、プラセンタが持つ作用によって、肝細胞増殖因子(HGF)が活発化します。
その結果、肝細胞の数が増え、肝機能が回復する効果が期待できます。

  1. 【使われる薬剤】ラエンネック
  2. 【投与方法】皮下注射(腕)・筋肉注射(腕・お尻)
    ※代謝(≒即効性)は、筋肉注射の方が早い。その分、排出も皮下注射より早い。そのため、効果の持続は、皮下注射の方が高い。
  3. 【治療方法】1回1アンプル(2ml)を週1~3回。1年を目安に、定期的に投与する。
    ※重症度によって、1日2~3回使用することも可能。
  4. 【治療に効果的な作用】
    • 基礎代謝促新作用(組織の働きや細胞を活性化させる)
    • 解毒作用(体内の有毒物質を無毒物質にする)
  5. 【注意点】
    • 保険が適用されるのは、1回2アンプルまで。それ以上は、自費になります。
    • 稀に、接種後痒み・赤み・注射部位が硬くなって痛むなどの副作用が起こる場合があります。

■プラセンタ注射で使われる薬剤ラエンネック・メルスモンについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
ラエンネックとメルスモンの特徴・効果・副作用を徹底比較!違いはどこ?

自由診療の治療5種

とても小さな受精卵が約10か月で赤ちゃんに成長するほどの豊富な栄養素が含まれているプラセンタは、その作用も多岐に渡っています。

そのため、プラセンタ注射で保険が適用される”更年期障害・乳汁分泌不全、肝機能障害治療”以外の症例についても、実は色々な効果が期待できるのです。

なお、使われる薬剤は、クリニックによって異なります。
美容目的の場合、ラエンネックを使うクリニックが比較的多く見られます。

自由診療の治療①美容目的(お肌の張り・潤い、美白・美肌、しわ・たるみなど)

  1. 【投与方法】
    • メルスモン……皮下注射(腕・顔)
    • ラエンネック……皮下注射(腕・顔)・筋肉注射(腕・お尻)
  2. 【治療方法】1回1アンプル(2ml)を最初1~2か月は週1~2回、その後隔週~月1回注射。
    ※継続して行うことで、効果の持続が期待できます。
  3. 【治療に効果的な作用】
    • 基礎代謝促新作用(組織の働きや細胞を活性化させる)
    • 抗炎症作用(炎症、ニキビの発症を抑える)
    • 造血及び血行促進作用(血液を造り、血行促進させる)

自由診療の治療②発毛・育毛促進

プラセンタの作用は、女性だけに働くものではありません。
男性の場合、特に発毛・育毛が促進される効果が期待できます。

  1. 【効果的な作用】
    • 内分泌調整作用(体内のホルモンバランスを整える)
    • 造血及び血行促進作用(血液を造り、血行促進させる)

自由診療の治療③疲労回復

慢性疲労や肩こりの改善に効果が期待できます。

  1. 【効果的な作用】
    • 造血及び血行促進作用(血液を造り、血行促進させる)
    • 自律神経調整作用(自律神経を安定させる)
    • 活性酸素除去作用
    • 抗酸化作用

自由診療の治療④アトピー・ニキビの改善

ホルモンバランスを整えることで、ニキビが抑制されます。
また、免疫力がアップすることで、菌に対する抵抗力が高まります。

  1. 【効果的な作用】
    • 内分泌調整作用(体内のホルモンバランスを整える)
    • 抗炎症作用(炎症、ニキビの発症を抑える)
    • 活性酸素除去作用
    • 解毒作用(体内の有毒物質を無毒物質にする)

自由診療の治療⑤便秘の改善

内臓の働きを活性化するため、便秘解消に一役買います。
また、自律神経も整うため、特にストレス性の便秘に効果が期待できます。

  1. 【効果的な作用】
    • 基礎代謝促新作用(組織の働きや細胞を活性化させる)
    • 自律神経調整作用(自律神経を安定させる)

美容目的(お肌の張り・潤い、美白・美肌、しわ等)プラセンタ注射の料金相場

たくさんの作用を持つプラセンタ。
「キレイになるために、プラセンタ注射を打ってみたい!」と思う女性は多いのではないでしょうか?

これまで見てきた通り、プラセンタ注射は、皮下注射か筋肉注射で体内にプラセンタを取り入れます。
内服薬・サプリメント・ドリンクなどの経口摂取に比べると即効性はありますが、1回あたりの効果の持続性は平均3日。(長くても1週間)。
そのため、せっかくのプラセンタ効果を持続させるには、週1~2回程度の定期的な接種が推奨されています。

そうなると、気になるのが、全額自己負担となる自由診療でのプラセンタ注射費用。

1回いくらかかるのか?
無理せずに、定期的に続けられるものなのか?

プラセンタ注射を打つ前に、費用面についても予め確認しておきましょう!

チリも積もれば……!?美容目的など”自由診療プラセンタ注射”の料金相場

これまで見てきたような、お肌の張りや潤い、美白・美肌などの美容目的でプラセンタ注射をする場合は、医療機関側で自由に価格を設定するため、クリニックによって価格にバラつきがあります。

プラセンタ注射の平均的な自由診療価格は、1アンプル 1,500円前後。
また、美容目的の場合、1回につき2アンプル投与することも多く、初診料・再診料・カウンセリング料など諸々含めると、月1万円~2万円を想定しておくと良いでしょう。

また、高価なメニューの中には、ビタミンなど他の成分も一緒に含まれている場合もあるので、確認しましょう。

「価格重視」だけでなく、「安心できるクリニックか?」もチェック!

定期的に接種するということは、月1万円~2万円の出費が継続することですね。
ともすれば、「よりお得に!できるだけ安く打ちたい!」と思うのが、人。

ですが、本当に安いだけでいいのでしょうか?

もちろん、低価格は魅力的です。
ですが、自分でもプラセンタに関する知識を持って、“安心してお任せできる医師“かどうか、見極めることも必要です。

<プラセンタの投与方法に注意>

そもそも、クリニックで行うプラセンタ注射は、薬剤を体内へ直接流し込むという医療行為です。

安全性の高いプラセンタ(注射薬)を安心して体内に直接取り入れるための投与方法は、「皮下注射・筋肉注射」と厚労省にも定められ、注射薬の添付文書(取扱説明書のようなもの)にも明記されています。(※厳密には、薬剤によって、投与方法は異なります。)

これらの正しい投与方法であれば、プラセンタ注射で重大な副作用はほとんど起こっていません。

しかし、即効性があるとして静脈注射によってプラセンタ注射を行った場合には、重大な副作用が発生したケースがあります。
さらに、万が一、プラセンタの静脈注射や点滴で副作用が発生した場合、救済措置はありません。
そのため、日本胎盤臨床医学会でも、「プラセンタ注射の皮下注射・筋肉注射以外は推奨しない」と宣言しています。

このリスクを冒してまで、プラセンタを定められた投与方法以外の静脈注射や点滴で、体内に取り込む必要があるのか?
きちんと確認してから、先に進みたいですね。

■プラセンタの危険性や副作用については、次の記事で詳しく説明しています。
プラセンタに潜む危険性。副作用を避けて、安全に利用するポイントとは?

最後は、自分で判断が必要。

これまで、プラセンタ注射の保険が適用されるケースと適用されないケースの違いをご紹介しました。

プラセンタ注射は、薬剤を直接体内に流し込む医療行為です。
美容目的の場合、自由診療だからこそ、費用以外にも医師への信頼感も重視したいですね。

また、プラセンタ注射は定期的接種することで、お肌の張りや潤い、美白・美肌など効果の持続が期待できるもの。
そのためにも、やっぱり自分で納得して、ポジティブ思考で続けていけたら理想的ですよね!

健康から美容まで様々な作用があるプラセンタ。
そんなプラセンタを注射で効率よく、安全に取り入れて、生き生きした毎日を送りたいですね。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
calooマガジンの最新情報をお届けします
コメント
まだこの記事へのコメントはありません。

コメントを残す

CAPTCHA