片耳だけに耳鳴りなどの異常があるときは突発性難聴の初期症状かもしれません!48時間以内に要受診!
要チェック!突発性難聴の初期症状
突発性難聴にかかると、ある日突然、原因も思い当たらず、聞こえが悪くなります。
雑音が入り、耳が詰まった(こもった)感じ、耳鳴り、めまいや吐き気がすることもあります。
40~50歳代に多い症状ですが、子どもや高齢者にもみられます。
初期症状としては、以下のようなものがみられます。
- ある日突然、片方の耳だけ聞こえにくくなった
- 耳が詰まって水の中にいるような感じがする
- 耳鳴りやめまいが多く起こるようになった
- 音楽などを聞いていると、左右の耳で音程がズレて聞こえる
浜崎あゆみさん、スガシカオさん、坂本龍一さんも突発性難聴を患っていた!
浜崎あゆみさんは2000年に突発性内耳障害を患い全てのツアーを延期しています。約7年後には「左耳は機能しておらず治療の術はない」とファンクラブ向けの会報誌にて明かされました。
疑わしい症状の場合はすぐに受診を!
突発性難聴は発症してから約48時間以内に適切な治療を受ければ、聴力が回復するケースが多いです。
一方で、治療が遅れると、聴力が回復しないケースもあるため、いち早く、耳鼻咽喉科の先生に診てもらいましょう。
スガシカオさん、坂本龍一さんなども突発性難聴を患ったとされています。
約1.5倍に患者数は増加!ただし、突発性難聴の原因は明確になっていない!
1993年は人口100万人あたり192.4人でしたが、2011年には275人と、約1.5倍に増加しています。
ただし、突発性難聴の原因はわかっていません。
心労や疲労、内耳の循環不全、ウイルス感染が原因であると考えられていますが、はっきりとした原因はわかっていないのです。
ただ、患者数が増加傾向にあること、食生活や生活習慣の調査結果からは、不規則でストレスフルな生活が、発症の引き金になっていると考えられるようです。
【突発性難聴体験談】初期症状はどのようにあらわれた?
ケース1:突然の耳鳴り
一時的な耳鳴りは誰でも経験したことがあるかとは思いますが、私の場合は、突然耳鳴りが始まり、それがずっと続きました。その他にも、食器と食器がぶつかる音などが、異常なほど耳に響いたり、増幅して聞こえたりするといった症状もありました。そうした症状が続き、三日目か四日目には、「さすがにこれはおかしい」と思い、耳鼻科を受診しました。
引用元:耳鳴りが続き、突発性難聴に。うまく向き合って生活しています
ケース2:突然、片耳だけ聞こえなくなった
朝、普通に起きて、一時間くらいすると、突然、左耳が聞こえなくなってしまい、初めはそんなに気にしてませんでした。
でも、夕方になっても治らないので、次の日に大学病院に行きました。
診断は、突発性難聴でした。私の場合は、何の前ぶりも無く、突然聞こえなくなり、めまいや頭痛などはありませんでした。診断の時に、先生が突発性難聴だと、めまいが酷く、歩けなくなる人もいるんですと、説明を受けました。
引用元:突発性難聴が発症。早めに対処でき、入院1週間と通院1ヶ月で回復。
ケース3:まっすぐ歩けないほどのめまい
5年前に突発性難聴になりました。
最初は耳にいつもと違う違和感を感じました。
気圧の変化なのか、すぐに治るだろうと思っていました。
しかし、だんだんひどくなっていきました。
耳鳴りがして、めまいがしました。
最初は、ふわふわした感じで、まっすぐ歩けない状態のめまいでした。。
病院に行こうと思いましたが、寝ていれば治るだろうと思い、寝ました。
しかし、何度も目が覚め、回転性のめまいになり、吐き気がありました。
症状が出てから、12時間後に病院に行きました。
片耳が聞こえにくく、聴力検査をしました。聴力が落ち、耳鳴りがして、めまいがあり、診断は突発性難聴でした。
その日に入院しました。
引用元:耳に違和感、めまいで検査。突発性難聴で退院後も耳鳴りに悩む
【突発性難聴体験談】突発性難聴の治療はどうする?いつ治る?
明確な原因はわかっていない突発性難聴ですが、ステロイドを利用した治療法などが確立されています。
一般的には、耳鼻咽喉科にて、突発性難聴の治療は行われ、ステロイド薬、循環改善薬、代謝賦活(ふかつ)薬、ビタミン剤などを用います。
多くのケースでは、ステロイド薬を用いた治療により、7日〜10日ほど点滴を続けることで、よくなっていきます。
難治性の突発性難聴の場合は、高圧酸素療法や、星状神経節ブロック、鍼治療など、他の治療方法を選択することもあります。
いずれにしても、突発性難聴は早期治療が非常に重要で、発症から10日以上が経過すると、聴力が回復する可能性が低くなることや、1ヶ月以上もの長期にわたり放置していれば、治療困難な状況になるケースもあります。
症状があらわれたら、すぐに医療機関へかかることをお勧めいたします。
ケース1:入院してステロイド点滴
ステロイドの点滴をして、セファドール錠、Gaster D錠、アデホスコーワ、メチコバール錠、プリンペラン錠を服用しました。めまいはマシになりましたが、聴力は変わらず、耳鳴りもずっとしていました。1週間たって、退院させられました。調子は良くなかったので、退院したあとも1日中、寝ていました。
しかし、退院した4日後、まためまいがひどかったので、休日診療している病院に行きました。
そこの病院で聴力を測り、新たな薬を出してもらいました。セフゾンカプセル100mg、ソランタール錠100mg、ビオフェルミンR錠を飲みました。めまいなどはマシになりました。
そして、また新たな薬が出ました。内耳の圧を下げるイソソルビド内用液70%という薬です。この薬のおかげで、聴力検査をした結果、聴力が回復していました。
引用元:耳に違和感、めまいで検査。突発性難聴で退院後も耳鳴りに悩む
ケース2:投薬と加圧治療
確かに聞こえにくいとも思っていましたが難聴とは…..
そのときは入院中だったのもありすぐに治療をしていただくことになりました
投薬と加圧治療です
難聴はもう二度と聴力が戻ることはないですが突発性だとなおるとのこととても安心しました
実際治療すると耳の聞こえも以前よりとてもよくなりました
突発性でも放置してしまうといずれ聴力が戻らなくなるそうなので相談して本当によかったと思います
引用元:耳鳴りや耳の詰まりは突発性難聴でした。投薬と加圧治療で改善!
突発性難聴と合わせて知っておきたい症状の似た病気
メニエール病
突発性難聴と混同されやすい耳の病気として一番有名なのがメニエール病です。
メニエール病は、目まいや難聴などの症状は突発性難聴と同じですが、メニエール病の特徴は症状に繰り返し襲われるという点です。
一度改善したあとは無症状でも、あるときまた繰り返し症状があらわれるのです。
両側性感音難聴
両側性感音難聴とは、両耳の難聴が少しずつ悪化していく耳の病気で、両耳が難聴におちいってしまいます。
最終的に両耳が難聴となりますが、発症時は片耳からはじまる点に特異性をもっており、突発性難聴と混同されることがあります。
外リンパ瘻
外リンパ瘻とは、耳のなかにある膜・内耳窓が破れることにより、外リンパ液が中耳に漏れてしまうことで難聴となる病気のことで、
突発性難聴の原因とも考えられています。
ムンプス難聴
ムンプス難聴とは、ウイルス感染により難聴となる病気です。
罹患すると、多くのケースで聴力が戻ることなく難聴になるといわれる病気です。
ムンプスウイルス自体は身近に存在するウイルスで、おたふく風邪や流行性耳下腺炎などを引き起こすウイルスがムンプスです。
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