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2016年5月11日更新
手足口病が妊婦に感染!妊娠初期、後期、臨月での妊婦への影響まとめ
手足口病は、一般的には子どもと比べて大人の方が罹りにくい病気ですが、免疫力が低下している妊婦さんは要注意。お腹の赤ちゃんへの影響は無いと言われていますが、水ぶくれ状の発疹ができた場合には、速やかに医療機関を受診して、お医者さんに相談しましょう。
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1. 手足口病は免疫力が低下している妊婦さんの方が感染しやすい
手足口病は、感染率0.6%と低い確率ですが、大人にも感染することがわかっています。
さらに免疫力が低下している妊婦さんの方が一般的な大人よりも感染しやすいといえるでしょう。
手足口病の主な症状
手足口病には以下のような症状が現れます。
子どもよりも大人の方が症状が重篤化する傾向にあります。
- 喉の痛みや食欲不振などの夏風邪に似た症状
- 手の平、足の甲、口内、足の裏に米粒大の水ぶくれ状の発疹
- 発熱
中には、口内炎が複数個できてしまい、全く食事ができなかったという方もいらっしゃるようです。
手足口病の感染経路
手足口病の感染経路としては以下3つが考えられます。
- 経口感染
- 飛沫感染
- 接触感染
特に、保育園や幼稚園に通うお子様をお持ちの妊婦さんはより感染しやすいと言えます。
手足口病の症状経過
以下のような経過をたどります。
- 感染して3~5日後に、手の平、足の甲、口内、足の裏に米粒大の水ぶくれ状の発疹
- 発疹はかゆみを伴い、次第に痛みが出て、1週間ほどで自然に消滅
- ウイルスが体内から完全に排出されるまでに2週間~1ヶ月
2. 手足口病によるお腹の赤ちゃんへの影響を心配しすぎる必要はありません
妊婦さんがもっとも気になるのは、感染による赤ちゃんへの影響だと思います。
感染により胎児への影響が出たという広範囲の調査結果は世の中に存在していません。
手足口病の病原体であるエンテロウイルスに感染したことによる胎児異常、流産は極めて稀な現象だと考えるのが一般的なのです。
3. 妊娠中に手足口病に感染してしまった場合は速やかに医療機関へ!
まず大原則として、体調不良の際には速やかに医療機関を受診し、お医者さんに相談して、経過観察しましょう。
また、手足口病には特効薬は存在していません。
症状自体は軽ければ1週間ほどで治まるため、手足口病の症状にあわせた対症療法が施されます。
4. 手足口病に感染した子どもを看病するときは要注意!
手足口病にかからないためには、ウイルスに感染しないことです。
特に、感染した子どもを看病するときは気を付けましょう。
- 手洗い・うがいはこまめにする
- オムツを替えたらしっかり密封して捨てると同時に、最後に手をよく洗う。
- 同じ食器やタオルを使わない
- 窓を開けてこまめに換気する
また、妊婦さん自身の免疫力を落とさないようできるだけ規則正しい生活を送り、睡眠不足による疲れをためないようにしてくださいね。
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