毛穴のたるみはフォトフェイシャルで解決!おすすめ美容皮膚科5選
頬や小鼻の脇の毛穴が広がり、楕円形(涙型)に変形してしまう「たるみ毛穴」。
毛穴が目立つと、鏡で素顔を見るだけで憂鬱な気分になってしまいますよね。
「たるみ毛穴」はエイジングが気になりだした女性にはとても多い悩み。
実際、加齢による皮膚のたるみが「たるみ毛穴」を起こす大きな原因となっています。
そのため、「たるみ毛穴」の改善には、毛穴だけの治療ではなく、まずはお肌自体のたるみ治療を行うことが大切です。
マッサージやパックなどのセルフケアもありますが、やっぱり効果が高いのは美容クリニックで行う専門家による治療!
そこで、今回はたるみ毛穴の代表的な治療の1つである「フォトフェイシャル」について、詳しく紹介していきたいと思います。
たるみ毛穴の原因とは?
たるみ毛穴の原因は、ズバリ、「肌の老化」。
毛穴の黒ずみや開きなど皮脂が原因で起こる毛穴トラブルとは根本的に原因が違います。
肌の老化のメカニズムを知るためにも、まずは皮膚の構造から見て行きましょう。
加齢によるコラーゲンの減少が毛穴をたるませる原因に!
皮膚は「表皮」「真皮」で構成されています。
- 「表皮」……わずか0.2㎜の薄さ。外からの刺激から守り、水分を保つ働きをしている。
- 「真皮」……表皮の15~40倍の厚さがある。コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸やそれを作り出す繊維芽細胞からなる。
「表皮」は外からの刺激から守る働きがあるのに対し、真皮は肌の基礎を作っている部分。
その7割以上は、肌の弾力やハリを保つ役割を持つ「コラーゲン」が占めています。
若い頃には十分足りていたコラーゲンも、40代以降になるとその量が大幅に減少。
お肌は弾力を失い、支えきれなくなって皮膚のたるみが現れます。
さらには皮膚がたるむことで、一緒に毛穴も下方向に引っ張られて変形。
いつのまにか、広がったまま戻らなくなってしまった状態が「たるみ毛穴」です。
加齢以外にも、「乾燥」や「紫外線」なども肌の老化を進行させ、毛穴がたるむ原因になります。
日頃から十分に保湿や紫外線対策を行って、老化が進まないようにすることが大切です。
毛穴がたるみやすい人の特徴とは?まずはセルフチェックから。
まだ30代でもすでに毛穴のたるみが目立つ人がいる反面、40歳を過ぎてもまだまだきめが細かくキレイ、という人も。その差はどこにあるのでしょうか?
もちろん、持って生まれた肌質によるものもありますが、実は毎日の生活習慣が影響していることも少なくありません!
毛穴のたるみの原因になりやすい生活習慣は以下の6つ。
自分でも気付かないうちにやってしまっていないか、まずはセルフチェックしてみましょう。
- 普段、十分な睡眠がとれていない。
- 脂っこい食事が好き。
- お菓子をよく 食べる。
- 肩こり、首のこりを感じることが多い。
- 冷え性である。
- 喫煙者である。
いかがでしたか?
1つや2つは当てはまる、という方も多いのではないでしょうか?
健康だけではなく、美容のためにも、やっぱり大切なのは基本的な生活を整えること。
脂肪の多い食事は、毛穴の皮脂を詰まりやすくさせます。
睡眠が十分とれているか、栄養バランスの悪い食事をとっていないか、まずは基本的なことから見直してみましょう。
冷え症の方、肩や首がこるという方は、血行不良の恐れがあります。
血流が悪いと、肌にも十分な栄養が行きわたらず乾燥し、毛穴の開きの原因になることも。
特に、タバコは血行不良を招くうえ、老化の原因となる活性酸素を発生させるなど、お肌にマイナスなことばかり。
「たるみ毛穴」を悪化させないためにも、禁煙を心がけるようにしましょう。
帯状毛穴になる前に!「たるみ毛穴」は早めのケアが肝心。
お肌の老化は、そのままにしておけば、少しずつ確実に進んでいきます。
皮膚のたるみが進行すると、毛穴のたるみも並行して進行していくことに……。
そうならないためにも、毛穴のたるみが気になりだしたら、早めにケアを始めることが大切です。
放置すると「帯状毛穴」になる危険性も。
最初は頬の一部分だった毛穴のたるみは老化が進むにつれて、頬全体、口元、とその範囲が広がっていきます。
少しずつ範囲が広がっていくうちに、近くの毛穴同士がくっついてしまい、一本の線のようにつながることも……。
これは、「帯状毛穴」という状態で、遠目に見るとシワのように見えるため、さらに老けた印象を与えてしまいます。
毛穴のたるみ治療にはフォトフェイシャルがおすすめ!
クリニックで行う毛穴治療にはいくつかの種類がありますが、加齢が原因の「たるみ毛穴」の改善にはフォトフェイシャルが効果的です。
さっそく、どのような治療なのか見て行きましょう。
「フォトフェイシャル」とは?
フォトフェイシャルとは、「IPL(Intense Pulsed Light)」という光を使った治療のこと。
メイクを落とした後に、光を透過するジェルを塗り、顔全体や毛穴の気になる場所にIPLの光を照射します。
レーザー治療と間違われやすいのですが、レーザーは一つの波長だけなのに対し、IPLは波長の幅が広い光。
波長はフォトフェイシャルのマシンに搭載された「カットフィルター」で細かく調整できるようになっています。
患者さんの症状に合わせて、フィルターや、照射時間、出力などを設定することで、肌の状態に合わせたオーダーメイドな治療が可能。
効果はレーザーよりマイルドになりますが、一度の照射で幅広い肌トラブルに対応できるのが最大の特徴です。
フォトフェイシャルが毛穴のたるみに効く理由
IPLの光には「真皮内のコラーゲンを増やす」という作用があります。
真皮内に到達した光は、加齢により減ってしまったコラーゲンを作り出す「繊維芽細胞」を刺激。
繊維芽細胞が活性化すると、再びたくさんのコラーゲンが作られるようになります。
その結果、お肌は弾力を取り戻し、肌の内部からしっかりと支えられるようになります。
たるんでいたお肌がピンと張るようになるため、たるんだ毛穴も目立たなくなるのです。
ダウンタイムはなし、当日からメイクOK
フォトフェイシャルの大きなメリットの1つは「ノーダウンタイム」であること。
つまり、施術後、お肌が通常の状態に戻るのに、時間がかからないということです。
レーザーの場合、施術後から1週間程度、患部を絆創膏などで保護する必要がありますが、作用が穏やかなフォトフェイシャルにはその必要がありません。
そのため、施術した当日からメイクをすることも可能で、お風呂や洗顔などもいつも通り行うことができます。
他の人にも気付かれにくいというのが嬉しいですよね!
毛穴やたるみだけじゃない!フォトフェイシャルの嬉しい効果
付属のカットフィルターを使い分けて光を調整することで、さまざまな肌トラブルの治療に役立つフォトフェイシャル。
毛穴やたるみの改善以外にも多くの効果を得ることができます。
色素沈着と呼ばれる褐色のシミ、シワやくすみ、赤ら顔、ハリ、弾力、ツヤの衰えも改善。
フォトフェイシャルで得られる効果は、波長の長いものと短いもので異なります。
それぞれどのような効果があるのか見てみましょう。
【IPLの波長の長い光で得られる効果】
- ハリやツヤのアップ
- キメが細かくなる
- 小じわの改善
波長の長い光は真皮内でコラーゲンを活性化。
肌が内側から元気になることで、たるみや毛穴の改善以外にも、ハリやツヤが感じられるようになります。
また、ハリが出ることで表面にできた小じわも目立たなくなります。
【IPLの波長の短い光で得られる効果】
- シミ、そばかす
- 赤ら顔
波長の短い光は表皮や表皮近くの色素に反応。
黒い色素であるメラニンを破壊するので、シミやそばかすを薄くする効果があります。
また、赤い色素である血液中のヘモグロビン色素にも作用して、表皮近くの毛細血管の広がりを抑えてくれます。
そのため、毛細血管の拡張が原因の「赤ら顔」を改善する効果まで期待できるのです。
フォトフェイシャルの種類
IPLを使った治療器はたくさんあっても、「フォトフェイシャル」という名前が使えるのはルミナス社のマシンだけ。
ルミナス社はIPL治療の先駆けであり、信頼と実績のあるメーカーです。
フォトフェイシャルにはいくつかの種類があり、機種によってスペックが違います。
それぞれの機種の特徴を見て行きましょう。
◆フォトフェイシャル(ナチュライト)
3色の光の波長(560nm、590nm、640nm)を持つ、フォトフェイシャルのスタンダード。
これらの光を使い分けることで、幅広いお肌のトラブルを改善します。
フォトフェイシャルの初代モデルで、多くのクリニックで使われている機種です。
(※)nm(ナノメートル)……長さの単位。1nmは1mの10億分の1のこと。
◆フォトフェイシャルファースト
ナチュライトの改良版。
もともと「白人用」に作られたマシンでしたが、研究を重ね、日本人の肌にもより高い効果が得られるように改良。
3種類だった光の波長も7種類(515nm、560nm、590nm、615nm、640nm、695nm、755nm)に増えました。
これらの光をうまく組み合わせることで、より細かい設定が可能。
さらに肌を冷却しながら施術する「サファイアコンタクトクーリング」という機能も搭載し、安全性も向上し、施術時の痛みも軽減されています。
◆フォトフェイシャルm22
2015年に発売されたフォトフェイシャルの最新モデル。
6種類の光(515nm、560nm、590nm、615nm、640nm、695nm)の他に、ニキビ専用、毛細血管の拡張の専用フィルターを搭載。
さらに出力の高いレーザーも搭載しており、併用することでより 効果を高めることができるようになっています。
ただし、新しい機種のため、まだ導入しているクリニックが少ないのが現状です。
通院回数、間隔、照射時間、料金相場
受けてみたいけど、始めての受診は不安もいっぱい……。
そんな方のために、料金や実際の施術についてのよくある疑問をまとめました!
・通院回数、間隔、照射時間
どんな施術であっても同じですが、効果の感じ方には個人差があるもの。
目的がたるみ毛穴の治療なのか、シミの改善なのか、悩みの種類によっても効果の感じ方は違ってきます。
シミやそばかすなどは比較的、早く効果を得られるのに対し、小ジワの改善などは時間がかかることも。
施術の間隔は肌の代謝(ターンオーバー)に合わせて3週間~1ヶ月に一度。
一般的な美容クリニックでは 、通常1クール5回程度の施術を行うところが多いようです。
1回の施術時間は顔全体でも15~20分程度。
仕事帰りなどでも気軽に受けられるのは嬉しいですよね!
お肌の状態をキープするため、メンテナンスとして長く継続する人も多いようです。
・料金はどれくらいかかる?
フォトフェイシャルは、病気治療ではなく、お肌を今より良い状態に改善するものなので、健康保険の適用にはなりません。
料金はそれぞれのクリニックが独自に決めていますが、通常、1回の相場は3万円前後というところが多いようです。
2・3・5回コースで申し込むと割安になるような料金設定をしているところも多く見られます。
また、効果を高めるため、クリニックによってはイオン導入やピーリングなどとセットにするなど、特色を出しているところもあります。
費用が極端に安いところの中には 、施術が医師ではなく、看護師さんが行うというようなケースもあるようです。
フォトフェイシャルは、光のレベルを設定したり、照射時間をコントロールしたりといった具合に、一人一人の患者さんの状態に合わせて行うオーダーメイドな治療で施術者の知識や技量、経験によって、大きな差が出る治療です。
料金だけで決めてしまうのではなく、「医師による施術を受けられるか」ということもポイント。
必ず、事前に確認するようにしましょう。
フォトフェイシャルの痛みや副作用は?
肌への負担が少ないのがメリットのフォトフェイシャル。
痛みや光の感じ方には、個人差がありますが、「輪ゴムではじかれた痛み」程度で、それほど強いものではありません。
痛みよりもむしろ、「カメラのフラッシュ程度」と言われるIPLの光の方が、「まぶしくて怖かった」と感じることもあるようです。
特に痛みに敏感な方には塗るタイプの麻酔を併用することもできるので、心配な方は施術前に主治医の先生に相談してみましょう。(※但し、麻酔が効くまで別途30分程時間が必要になります。)
副作用に関しても、施術を患者さんの 肌に合わせて細かく設定して行うため、重いものはほとんどありませんが、肌の弱い人の場合は施術後にほてりや赤味、腫れが出る場合があります。
施術後に行う、冷たいタオルやアイスパックによるクールダウンで症状がおさまることがほとんどです。
フォトフェイシャルの治療前、治療後の注意点
フォトフェイシャルの施術を考える際に、忘れてはいけないのが「日焼け予防」。
IPLの光はメラニン色素に反応するため、日焼け直後に施術を受けると、やけどや色素沈着を起こしてしまう危険があります。
そのため、施術前1ヶ月程度は、過度な日焼けをしないよう 、帽子や日傘、SPF値の高い日焼け止めを使って紫外線を防ぎましょう。
また、施術後のお肌は刺激を受けた状態でデリケート。
十分な保湿や紫外線対策が大切ですが、新しいケア用品を試すのではなく、使い慣れていて肌に合うものを使う事が大切です。
フォトフェイシャルを行っているおすすめクリニック5選
それでは最後に、フォトフェイシャル治療に定評のある5つのクリニックを紹介します。
施術するクリニックを決める際には、候補の中から「マシンの種類」「照射方法の特色」「費用」「アフターケア」などを徹底的に比較することが必要。
最近では、実績もあり、毛穴の治療を専門に行う「毛穴外来」を開設しているクリニックも増えつつあります。
大切な自分のお肌の治療なのですから、事前に十分な下調べをして、納得して決めることが大切です。
「毛穴レス」の滑らかなお肌をとりもどすためにも、まずは自分に合うドクター、クリニックを見つけるところから始めましょう!
①アオハルクリニック(東京都)
毛穴の悩みを専門に診る「毛穴外来」があります。
それぞれ原因が異なる毛穴の悩みに合わせて、最適な治療を行っています。
フォトフェイシャルの最新機器「m22」を導入。
顔全体を2周照射する丁寧な治療が特徴です。
【費用】顔全体で34,000円。5回コース136,000円。(初回のみ17,000円)
②南青山スキンケアクリニック(東京都)
保険診療も取り扱っているクリニックなので、無理なコース契約などもなく安心。
施術後のアフターケアも丁寧に行っている。
フォトフェイシャルの効果をさらに高めるイオン導入など他の美肌治療との併用もできる。
【費用】顔全体で30,000円。(5回コース135,000円)※キャンペーン割引あり。
③銀座ケイスキンクリニック(東京都)
フォトフェイシャルの最新機器「m22」を導入。
カウンセリングから照射まで医師による丁寧な施術を受けることができます。
毎回医師が患者さんのお肌をチェックし、その時その時に合わせて、光の波長、出力や照射間隔などを細かく調整。
重ね打ちすることで効果を高めるなど、こだわりの治療を行っています。
【費用】顔全体で35,000円。3回コース100,000円。6回コース170,000円。(初回のみ25,000円)
④秋葉原スキンクリニック(東京都)
こちらのクリニックは院長を始め、医師、スタッフ全員が女性で相談もしやすい。
丁寧できめ細やかな治療を受けることができます。
7種類の波長を使用する「フォトフェイシャルファースト」を導入。
1人1人の患者さんの状態に合わせ、様々な肌の悩みを改善することが可能。
【費用】顔全体で一回35,000円。(初回トライアルは17,500円)
⑤ヒルズ美容クリニック(神奈川県)
フォトフェイシャルの最新機器「m22」を導入。
院長先生は長年フォトフェイシャルの治療にかかわり、学会に論文なども発表しているエキスパート。
クリニックのウェブサイトやブログもフォトフェイシャルの情報が充実しています。
患者さんの都合に合わせて1回からの治療も可能。
【費用】顔全体で54,000円。5回コース243,000円。
※金額や施術内容は2017年6月にクリニックの公式ホームページに記載されていたものです。実際の内容については、直接、クリニックにご確認下さい。
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