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2016年9月6日更新

【体験談】疲労骨折はいつもの日常から。水谷隼選手や新井貴浩選手、松本人志も

疲労骨折はスポーツ選手以外にも発症する場合があります。水谷隼選手や広島・新井選手も経験した疲労骨折、くしゃみをしたときやジョギングをしていた場合も起こる可能性があります。寄せられた疲労骨折の体験談から日々の生活で注意することを学びましょう。
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1. スポーツ選手や芸能人でも。どんな人でもなる恐れのある静かな骨折、疲労骨折

疲労骨折とは、一回では骨折にならない程度の衝撃や圧力が一か所に繰り返しかかることで起こる骨折です。

その特徴から、骨折やひびに全然気づかなかったり、ある日突然激痛に襲われてしまいます。

疲労骨折はスポーツ選手の故障の原因としても時折取り上げられます。10代のうちにスポーツを激しく行っていた人にとって、なじみ深い病気ではないでしょうか。

リオオリンピックの卓球男子個人で日本人初の銅メダル獲得や、卓球男子団体でも銅メダル獲得の原動力となった水谷隼選手も、高校時代に留学先ドイツでの無理な食生活がたたり右脛(右のすねの辺り)を疲労骨折しています。

他にも、日本球界の人気者で広島カープ所属の新井貴浩選手も、北京五輪野球から帰国後に第5腰椎の疲労骨折が判明し、チーム(当時は阪神に所属)から離脱を余儀なくされました。

アメリカ球界の人気者で現マイナーリーグ所属(2016年9月6日現在)の川崎宗則選手も、新井選手と同じ北京五輪野球から帰国後に左足第二中足骨の疲労骨折が判明し、チーム(当時はソフトバンクに所属)を離脱しました。

また、ほんの些細な出来事でも疲労骨折は起こるケースがあります。

芸能人でコメンテーターのヒロミさんは過去に肋骨を疲労骨折しましたが、本人も原因ははっきり分かっていませんでした。

ダウンタウンの松本人志さんも、2011年年末に放送された「絶対に笑ってはいけない空港(エアポート)24時!」の収録前に膝を疲労骨折していたことを自身のラジオで明かしています。

2. 疲労骨折の体験談

疲労骨折になる原因は人によって様々であったり、不明な場合も多いです。

しかし、全員に共通しているのは、負荷(圧力)を一点に繰り返しかけている点です。

【体験談①】朝の日課のジョギング中に疲労骨折

朝の日課のジョギング中に右足首に違和感を感じるようになり、それでも走れなくはないので続けていたら、数日後に決定的な激痛が走りました。
冷や汗をかきながら家に戻ったあとは、少し足を動かすだけで激痛が走り、歩く以前に立つことさえできないような状態でした。その日の夜に外科でレントゲンをとってもらった結果、骨には異常がないとのことで、湿布と痛み止めだけを処方してもらいました。
その後、しばらくは安静にしていたものの、まともに歩けないぐらいの痛みと腫れがおさまらず、毎日苦痛の連続でした。そこで堪りかねて駆け込んだのが接骨院です。
骨には異常がないことを伝えると、そこでは筋や筋肉が炎症を起こしているのではないか、と診断され、まずは徹底したアイシングを行うことになりました。

(引用)ジョギングで疲労骨折。スポーツ整形外科の受診がオススメ。

この方は、定期的な運動が、疲労骨折の引き金になっていました。また、疲労骨折の発見の難しさについても教えて下さっています。

【体験談②】陸上競技部でのがむしゃらなオーバーワークが原因

アルバイトのしすぎで栄養失調になり、骨が浮き出るほどガリガリに痩せていた時期がありました。
そんな状態にも関わらず、陸上競技部に入り、長距離専門で毎日がむしゃらに走り続けていた結果、骨に異常をきたしました。
初心者ということもあり、その時の自分の体の状態、体の限界値、練習方法等、何も理解せずに走っていたので、知らない間に体にものすごく負担をかけていたのでしょう。太ももの付け根辺りに違和感を感じた頃には、既に骨折し始めていたのです。

疲労骨折は、その部分のオーバーワークで、骨がだんだんと磨り減ってもろくなることにより起こります。私の場合は、普段のランニングですり減っている上に、急斜面をブレーキをかけながら走り降りた時に一気に負荷がかかり、腰骨の下の辺りの骨がついにかけてしまいました。

(引用)陸上競技の長距離走で疲労骨折。徐々に進行するので気づきにくい。

この方は慣れない上にハードな練習が疲労骨折の引き金になってしまいました。慣れない運動は身体に余計な力がかかってしまいがちです。

筆者も最近ようやくパソコンで文字を打つ姿勢に慣れてきました。

【体験談③】寝ている間に腰の疲労骨折が判明

腰の痛みがひどいという叔母。いつものことだと病院にも行かずにいましたが、今回はあまりにも痛くて、寝返りもままならない状況になりました。

2週間程しても、全くわからない痛みに、とうとう病院に行きました。
レントゲンを撮った所、なんと、腰のあたりの骨が折れていました。

仕事を退職してからの叔母は、あまり出かける事もなく、ほぼ家で過ごし、出かける時は車移動オンリーの人です。

原因は、年齢だけではなく、食べ物の好き嫌いが多かったため、長年の栄養の偏りによる、カルシウム不足のみならず、筋肉に必要な栄養素が、全体に不足している。

良質なカルシウムの吸収には太陽光が大切だそうでです。
叔母の場合は、元々カルシウムの摂取量が少ないうえの太陽光不足だったので、吸収率はよろしくない状態。

骨を守っているのが筋肉なので、筋肉のやせ細りは、骨折の原因になる。という先生のおはなしでした。

(引用)寝ている間に疲労骨折

この方の場合、寝ていた姿勢による圧力とカルシウム不足や筋力の不足が重なって疲労骨折が発症してしまいました。適度な運動とバランスの取れた食生活が疲労骨折を防ぐカギになってきます。

3. 疲労骨折のまとめ

運動中だけでなく、日常生活のなかでも疲労骨折のリスクは常にあります。また、スポーツ選手でなくても発症する場合もあります。

健康的な生活と定期的な健康診断を欠かさないことで、疲労骨折を回避しましょう!

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