帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹を発症し、水疱などの皮膚症状がなくなった後、3ヶ月以上たっても残る痛み。帯状疱疹発症時には、正常だった神経繊維がウイルスによって傷つけられ、破壊されたことで発症する。チクチク、ヒリヒリなど人によって痛みの現れ方が違うのが特徴。皮膚の感覚が鈍くなる「知覚低下・感覚鈍麻」や、ささいな接触でも痛みを感じる「アロディニア」といった感覚の異常が起こるケースもある。60歳以降の高齢者、帯状疱疹発症時に皮膚症状が重い人、がん治療などで免疫を低下させる治療(放射線治療など)を受けている人に多く見られる。