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2017年2月16日更新

出産時の痛みを麻酔で軽減・産後の回復早い「無痛(和痛)分娩」の特徴・体験談

無痛分娩は、和痛分娩とも呼ばれ、背中にカテーテルで麻酔を入れて(硬膜外鎮痛法)、陣痛など下半身の痛みだけを軽減しながら行う分娩方法。特徴や痛みの程度、産後の回復が早い等のメリットや分娩の進行が遅れる等のデメリットについて、ご紹介します。
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フランスやアメリカなどでは出産の6割~8割と、一般的な分娩方法となっている”無痛(和痛)分娩”

日本でも、フランスで出産された中山美穂さんや千秋さん、オセロ松嶋尚美さんをはじめ、最近出産された釈由美子さん、小倉優子さん、クワバタオハラ小原正子さん、マキシマム ザ ホルモンのナヲさんなど、多くの芸能人の方々が”無痛(和痛)分娩”での出産であったことを公表したり、ブログで体験談を綴ったりしていることがニュースで取り上げられ、これから出産を控えた妊婦さんだけでなく、一般的にも”無痛(和痛)分娩”の名前を耳にすることが増えてきました。

名前からして、「無痛=痛みなく分娩できる」と思われがちな”無痛分娩”ですが、実は完全に痛みが無い訳ではないのです。

今回は、”無痛分娩”とはどういうものか?出産が痛い理由とともに痛みの程度やメリット・デメリット、全国の「無痛分娩」実施施設について、Calooユーザーの体験談を交えながらご紹介します。

1.痛みは0(ゼロ)ではない!陣痛などの痛みを麻酔でコントロールするのが”無痛分娩”

出産が痛い理由は、①子宮の収縮(陣痛)②子宮口や膣が引き伸ばされるから。

「いざ出産」というと、どのようなイメージを持っていますか?
妊婦さんが唸ったり、大声を出すようなイメージだったり、特に初産の妊婦さんの場合、赤ちゃんを体内から出すという未知なる行為に「ものすごく痛そうで怖い」というイメージを持っている人もいるかもしれません。

実は分娩(出産)には、3段階あります。

分娩の流れと痛み1

(図)分娩の流れと痛み|「日本産科麻酔科学会」資料を基にCalooマガジン編集部にて作成

  1. 陣痛開始~子宮口全開(10cm)まで【分娩Ⅰ期】
    定期的な子宮の収縮(陣痛)と赤ちゃんが下がってくることによって、子宮口が引き伸ばされ、痛みを感じます。
    これまで感じたお腹の張りの時とは違う、格段にレベルの上がった痛みが段々増してきて、間隔も短くなってくるので、「これは陣痛だ!」と分かる人が多いです。
  2. 子宮口全開~赤ちゃんが生まれるまで【分娩Ⅱ期】
    分娩直前は、陣痛の強さ・間隔ともピークに。さらに、頭囲50cm前後の赤ちゃんによって、膣・外陰部が引き伸ばされるので下腹部だけでなく、肛門周りにも激しい痛みを感じます。
    場合によっては、割けないようにあらかじめ会陰切開(えいんせっかい・赤ちゃんが出やすいように外陰部と肛門の間を少し切っておく)を行う場合も。
  3. 赤ちゃんが生まれてから、胎盤が出てくるまで【分娩Ⅲ期】
    会陰切開した場合には、溶ける糸で縫合する時に痛みを感じたり、後産(あとざん)として胎盤が出てくるまで、軽い陣痛のような痛みを感じたりする場合があります。

■分娩時の痛みの伝わり方

子宮の収縮(陣痛)子宮口・膣・外陰部が引き伸ばされる刺激が、末梢から背骨に沿って脳まで伸びている脊髄(せきずい)と呼ばれる神経をつたい、脳まで伝達されることによって、はじめて「痛み」として感じます。

背中のカテーテルから麻酔を入れ、陣痛などの痛みを軽減-「無痛(和痛)分娩」の特徴

無痛分娩とは、一般的に薬を使っての痛みを取り除きながら、分娩(出産)を行う方法です。

また、無痛分娩と言えば、2017年現在、世界各国で「硬膜外鎮痛法」と呼ばれる”麻酔を使って下半身の痛みだけを取り除く方法が主流”となっています。

厚生労働省による調査(2008年)によると、日本での無痛分娩実施件数は、全国1176施設について、取り扱った約40万件の出産のうち、約1万件(2.6%)しか行われておらず、施設の規模ごとに見た場合、病院(20床以上の入院できる施設)1.8%、診療所(無床または19床以下の施設)3.3%と、日本では無痛分娩を実施している施設が非常に少ないのが実情です。

世界の無痛分娩実施状況_2

(図)世界の無痛分娩実施状況

上の表を見ると一目瞭然。世界的に見ても日本の無痛分娩実施率の低さは、際立っています。

(参考)全国の分娩取り扱い施設における麻酔科診療実態調査(2008年)|厚生労働科学研究費補助金(こども家庭総合研究事業) 分担研究報告書
こちらのページでは、全国規模での帝王切開術や硬膜外無痛分娩に関する麻酔科診療の実態について調査を行い、グラフや表を交えて報告されています。

■硬膜外鎮痛法の特徴

  • 強い鎮痛作用があり、陣痛など下半身の痛みだけ抑えられます。
    →陣痛や産道の痛みを脳に伝える神経(背中の脊髄)に近い「硬膜外腔(こうまくがいくう)」に、細くて柔らかいチューブ(カテーテル)を入れ、局所麻酔薬と医療用麻薬を少しずつ投与。
    数十分で薬が効き、痛みが和らいできます。
  • 出産時に赤ちゃんと対面することも可能。また、胎盤を通じた赤ちゃんへの影響もほとんどありません
    →全身麻酔とは異なるため、麻酔薬が全身に拡がらず、母体の意識はハッキリ

硬膜外鎮痛法

(出典)硬膜外無痛分娩とは?|和歌山県立医科大学麻酔科学教室
こちらのページでは、硬膜外無痛分娩の行い方についても、解説されています。

<無痛分娩と和痛分娩の違いとは?>

無痛分娩は、”和痛分娩”とも呼ばれています。
病院によっては、痛みを軽減する方法が違ったり、痛みを軽減するタイミングが異なったりと区別している施設もありますが、医学的に厳密な定義はありません。

一般的に、”どちらも陣痛を軽減して分娩する方法”として、ほぼ同意義として取り扱われています。

また、無痛分娩で痛みを取り除く方法は他にも……

  • 点滴による鎮痛薬投与
    →鎮痛薬が直接脳に届くことで、母子ともに一時的に眠くなったり、呼吸が弱くなったりすることも。(ただし、鎮痛薬投与を中止すれば、次第に戻る。)実施率:1%程度。
  • 脊髄くも膜下硬膜外併用鎮痛(別名:脊硬麻法
    →硬膜外鎮痛法での硬膜外腔より脊髄に近いところにある「脊髄くも膜下腔」に先に麻酔(鎮痛薬)を入れ、その後、硬膜外鎮痛を行う。「硬膜外鎮痛」単独使用よりも早く、数分で効果が現れる。帝王切開の場合にも、よく使われる。

(参考)全国の分娩取り扱い施設における麻酔科診療実態調査(2008年)|厚生労働科学研究費補助金(こども家庭総合研究事業) 分担研究報告書

無痛分娩は痛いのか?痛くないのか?

陣痛など分娩時の痛みとは、時として「鼻からスイカが出る」と表現されます。
誰も鼻からスイカを出せるわけはありませんが、それほどまでの痛みということを物語っています。
そんな中で”無痛分娩”と聞くと、「無痛、すなわち全く痛くない」と想像する人がほとんどでしょう。

McGill痛みの質問票スコア

(出典)チーム医療としての無痛分娩 林玲子|丸石製薬(株)Anesthesia 21 Century  Vol.13 No.3-41 2011
こちらのページには、「産科麻酔」という視点からの無痛分娩、チーム医療の重要性について、検証および解説されています。

(体験談1)途中で麻酔薬を追加投与したが、自然分娩より痛みが無く、いきむ時に楽だった

出産は二回目で、一人目が難産だったことから、二人目を出産する時は無痛分娩でしようと決めていました。
麻酔自体は腰椎麻酔で少しチクっとしただけでそんなに痛みはなくスムーズでした。
完全に無痛だと思っていましたが、触られている触感は残り、足が痺れる程度の軽い麻酔でした。お産が進むに連れ痛みがあったので伝えると腰から入れたチューブの腰椎麻酔に麻酔液が追加されました。
最後いきむ時は自然分娩にくらべてはるかに痛みがなく楽でした。

(引用)二回目の出産は無痛分娩を選択。自然分娩より産後の疲れも楽でした。

(体験談2)急きょ自然分娩から無痛分娩へ。麻酔後、陣痛の痛みが消え、寝れるほど。

当初は自然分娩する予定でした。
予定日前日にバシャッと破水し、急いで病院へ行きました。

内診しても子宮口は開いておらず、ラミナリア(海藻でできていて、次第に膨らみ子宮口を広げる器具)を10本挿入されました。
その後ラミナリアを10本追加し、バルーン(水風船のようなもので、子宮口を広げる器具)を挿入。

破水から11時間後、5分間隔になっても
まだまだ子宮口は3センチしか開いておらず、促進剤を使い7センチ開き、
我慢ができず無痛分娩に切り替えました。

エビみたいにくるっと背中を丸めて腰に麻酔を打ち、10分後嘘のように痛みが消えました。
その後2時間も寝てしまいました。

痛みがないのでお勧めですが、それまでの処置がとても痛くて、内診が苦手になりました。
(陣痛はまた別の痛さで大変ですが)
産後何時間は足に麻痺が残るので、車いすで移動していました。

(引用)無痛分娩は陣痛の痛みが無くなりますが、それまでの処置が辛い。

体験談にもありましたが、一般的に麻酔が効いてくると痛みが和らぎ、痛みのピークである分娩直前でも、さほど”痛くない”と感じる人が多いようです。(ただし、麻酔の効き方や痛みの感じ方には、個人差あり)

また、陣痛の痛みはなくとも、分娩を誘発するために、子宮口を拡げるラミナリアやバルーンなどの器具の挿入という無痛分娩の前処置が非常に痛かったとする声も少なくありません。

2.きちんと考えたい。「無痛分娩」を選択するメリット・デメリット

高齢出産の人や循環器疾患・妊娠高血圧症候群の人にも-無痛分娩メリット

  1. 分娩時の痛み(陣痛)が軽く感じる。
    強い鎮静作用が、陣痛の痛みを脳に伝える神経(脊髄神経)に効くため、次第に陣痛の痛みが和らいできます。強い痛みを感じにくいので、痛みに強い恐怖心を抱いている人でも、落ち着いてお産に臨めるようになり、オススメです。
  2. 疲労が少ない分、産後の回復が早い。
    何時間も痛みを我慢し続けたり、いきんだりすることは、非常に体力を消耗します。
    麻酔により痛みが軽減されることで、分娩時の疲労が少なく済み、産後の回復が早いと感じる人が多くいます。また、高齢出産(35歳以上の出産)となり、体力を温存して、産後の育児に臨みたいと考える方にもメリットあり。
  3. 赤ちゃんへの血流(酸素供給)が滞らない
    人は強い痛みがあると、血管を細くする物質(カテコラミン)が増えます。
    また、陣痛の痛みが強いほど、痛みに耐えるために母体が呼吸を疎かにしてしまうことが多く、一般的にお母さんから赤ちゃんに届く酸素が減ってしまいます。
    そのため、痛みが軽くなることで、赤ちゃんに酸素がたくさん供給されると考えられています。
    妊娠高血圧症候群の妊婦さんが硬膜外鎮痛を行ったことで、赤ちゃんへの血流が改善したという調査結果も。
  4. 陣痛中に消費される酸素量が少ないので、循環器疾患のある妊婦さんにも。
    循環器疾患のある妊婦さんには、心臓や肺の負担を減らすため、病院から硬膜外鎮痛による無痛分娩を勧められることがあります。
  5. 帝王切開術が必要となった場合にも、素早く移行可能。
    緊急帝王切開術が必要となった場合でも、硬膜外鎮痛で使用しているカテーテルをそのまま利用し、速やかに帝王切開術の麻酔の追加投入が可能になるため、万が一の時に安心。(ただし、帝王切開術の実施については、分娩施設による)

(参考)無痛分娩Q&A|日本産科麻酔科学会
こちらのページでは、産科麻酔に関わっている医師が日頃患者より受けるよくある質問について、丁寧に解説されています。

分娩の進行遅れ・ 鉗子(かんし)/吸引分娩の可能性が高まるリスクも-無痛分娩デメリット

  1. 分娩の進行が遅くなる。
    麻酔を入れる脊髄神経の領域と子宮の収縮を起こす神経領域が近いことが原因とされ、麻酔によって子宮の収縮が弱まったり、いきみが感じにくくなることで、分娩の進行が遅くなることがあります。
  2. 回旋異常が起こる可能性が高まる。
    骨盤底筋群の弛緩(しかん/緩むこと)から、赤ちゃんの骨盤内での回り方が悪くなる可能性が高まることがあります。
  3. 鉗子(かんし)・吸引分娩の可能性が高まる。
    麻酔によって、いきみが感じにくかったり、赤ちゃんの回転が悪くなったりすると、赤ちゃんを押し出す力が弱くなり、分娩が止まってしまうことがあります。そのまま分娩が長引くと、母子ともに危険な状態に繋がりかねません。
    そのため、トングのような医療器具である産科鉗子を赤ちゃんの頭にかけ、掴み出してあげる「鉗子分娩」や金属製の吸盤カップを赤ちゃんの頭につけ、吸着させて出してあげる「吸引分娩」の頻度が高くなることがあります。

他にも、よく起こる副作用として、

  • 麻酔を入れる硬膜外腔の近くにある他の神経に影響が出ることも。
    足の感覚が鈍くなったり、足の力が入りにくくなる。
    ②血圧が下がる。(低血圧
    ③尿をしたい感じが弱い、尿が出しにくい。
    導尿措置(細い管を尿管に入れて、尿を出す)となる場合もありますが、麻酔が効いているため措置に対する痛みはありません。
  • かゆみ
    局所鎮痛薬に医療用麻薬を加える影響による。ほとんど治療が必要にならない程度のかゆみ。
  • 体温が上がる。
    硬膜外鎮痛を受けていない妊婦さんに比べ、初産の妊婦さんの一部に見られます。
    硬膜外麻酔が体温調節中枢に影響を及ぼす可能性もあると指摘されています。

また、ごく稀ですが、硬膜外腔に細い管を入れる際、硬膜を傷つけてしまい頭痛が起こったり(硬膜穿刺後頭痛)、血管に麻酔薬が入ってしまったり、硬膜外腔に血液のたまりや膿のたまりができ、神経を圧迫してしまう場合もあります。

(参考)無痛分娩に求められる硬膜外麻酔 天野完|日本臨床麻酔学会誌 vol.28No.2,237~242,2008
こちらのページでは、硬膜外鎮痛法による無痛分娩の問題点や硬膜外麻酔の今後について、解説されています。

3.偏見にとらわれず、妊婦さんが好きな出産方法を選べる世の中を。

自然分娩も無痛分娩も、赤ちゃんへの愛情は一緒。

昔のお母さんたちの分娩法は、経腟分娩が大多数を占めていました。
更に、武士道にも通ずる「忍耐は美徳」とする精神論や「お腹を痛めて産んだ子」という言葉に表されるような「出産とは痛みを伴うもの」として「無痛分娩=楽なお産」と安易に考えるような偏見を持つ人が未だ多いという背景も、医療資源不足に加え、無痛分娩が広まりづらい要因の一つと考えられています。

出産の痛みに耐えることだけが、母性を育むのではありません。
どうやって産んだかよりも、生まれた後、どのように育てていくかの方が重要です。

昨年、出産したタレントの釈由美子さんは、ご自身のブログでお子さんへの愛情について綴られています。

「お腹を痛めて生まないと
子どもへの愛情不足になるんじゃないか?」

と母にも心配されましたが

こればっかりは比較できませんが
充分、息子への愛は漏れそうなほど溢れているのでご心配なく♡

(引用)お産の話|本日も余裕しゃくしゃく 釈由美子オフィシャルブログ

無痛分娩だからといって、決してメリットばかりの「楽をしたお産」ではありません。
無痛分娩だからといって、リスクがあるという訳でもなく、それは自然分娩も同様に、今も昔も「出産は命がけ」であることには変わりません。

昨今、出産スタイルも多様化する中で、多くの人が「無痛分娩」について正しい認識を持ち、妊婦さんが自分らしい分娩方法を堂々と選べるような世の中になって欲しいですね。

4.全国の「無痛分娩」を実施している病院・診療所

「無痛分娩」を希望するなら、妊娠32週までに産科医に相談を。

「無痛分娩」の麻酔の方法や無痛分娩が可能な妊婦さんなどは、分娩施設ごとに異なります。

痛みの感じ方も個人差があるので、無痛分娩を考えている妊婦さんは、早めに(遅くとも妊娠32週目まで)に分娩予定施設に相談してみましょう。

多くの無痛分娩実施施設では、無痛分娩を”計画分娩”として扱っているため、事前に希望を伝えておかないと、無痛分娩が行えない場合もありますので、注意が必要です。

また、分娩予定施設での無痛分娩のやり方について、産科医とよく話し合い、メリット・デメリット等納得した上で選択しましょう。

全国の無痛分娩を実施している病院を「病院口コミ検索Caloo」で探す

「病院口コミ検索Caloo」では、全国の「無痛分娩」を実施している病院ごとの方針や費用等について、簡単にご紹介しています。

北海道で「無痛分娩」を実施している施設

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埼玉県で「無痛分娩」を実施している施設

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東京都で「無痛分娩」を実施している施設

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神奈川県で「無痛分娩」を実施している施設

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愛知県で「無痛分娩」を実施している施設

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京都府で「無痛分娩」を実施している施設

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大阪府で「無痛分娩」を実施している施設

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兵庫県で「無痛分娩」を実施している施設

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熊本県で「無痛分娩」を実施している施設

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福岡県で「無痛分娩」を実施している施設

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