目が覚めると、頭が痛かったり、喉が痛かったり、そして、昼間にどうしようもない程の眠気はありませんか?
また、家族やパートナーから「寝ている時、いびきがうるさい」「たまに、呼吸が止まっている」と指摘を受けたことはありませんか?
思い当たる場合には、もしかしたら「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」を発症しているかもしれません。
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」とは、寝ている時に呼吸が止まること(無呼吸)を繰り返す病気の総称で、この睡眠時の無呼吸状態は、”呼吸不全”と同じくらい血液中の酸素が不足している状態です。
さらに、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」患者は、健常者に比べ、循環器病(高血圧・不整脈・心不全など)の合併リスクが2~4倍増、さらにアメリカでの調査では、約7倍自動車事故を起こしやすく、日本でもSAS患者の約10%は、過去5年間に居眠り事故を経験していると報告されています。
実は、ただの”迷惑な人”で済ますことのできない病気だったのです。
今回は、そんな「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」で医療機関を受診する際の診療科や検査から治療までの流れ、費用について、ご紹介します。
(参考)睡眠障害と安全運転に関する調査研究 平成19年|睡眠障害と安全運転に関する調査検討委員会
こちらのページでは、SASと交通事故に関する調査報告についても、解説されています。
1.「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が気になったら?-受診の流れ
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、気道が塞がることが主な原因で、「呼吸が止まる→脳が覚醒する→大きないびき→呼吸再開」のサイクルが一晩中繰り返され、心血管系に負担をかけます。
そのため、治療をせずに放置することは、生活習慣病の原因となりうる可能性があるのです。
家族やパートナーから睡眠時の無呼吸やいびきを指摘されたり、日中の異常な眠気などを感じた場合、まずはかかりつけ医(循環器科・呼吸器科・耳鼻咽喉科など)を受診して相談してみるとよいでしょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、より詳しく診療してくれる機関については、本記事後半の【4.「SAS」の疑いがあったら、「睡眠時無呼吸症候群」専門外来や「睡眠医療認定医療機関」へ】にて、説明しています。
①問診&診察
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の症状で気になる点がある場合、医療機関を受診しましょう。
まずは、いびき・無呼吸が現れてきた時期や日中の眠気、合併症等について問診が行われます。
睡眠中の様子は、本人では分からないことも多いので、初診の際は一緒に寝ている家族やベッドパートナーに同席してもらうと良いでしょう。
また、日中の気になる様子や常用している薬など、しっかり伝えましょう。
この時、病院公式HP上などで問診票を公開していて、ダウンロード・印刷し、回答したものを持参する方式を取っている病院も中にはありますので、注意が必要です。
その後、問診票を見ながら、医師による診察(扁桃肥大の有無・鼻腔の通気性・咽頭の形態などのチェック)が行われます。
②簡易検査(スクリーニング検査)
■対象となる人
- 問診・診察で「睡眠時無呼吸症候群」の疑いがある場合
この検査は、一般的に検査機器を自宅に持ち帰って、呼吸状態を測定するものです。(※医療機関で行うこともあります。)
そのため、睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対応している病院(循環器科・呼吸器科・耳鼻咽喉科など)であれば、専門医療機関でなくとも取り扱っています。
③入院検査(終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査)
■対象となる人
- 「簡易検査」で、AHI(無呼吸低呼吸指数/1時間当たりの無呼吸・低呼吸数)が40未満の場合(AHI<40)
医療機関に1泊入院し、脳波や心電図など精密検査を行い、呼吸+睡眠の質を測定します。
④診断および治療
「簡易検査」で、AHI≧40でかつ、日中の眠気など明らかなSAS症状があった場合、PSG検査の確定診断を行わずにすぐ治療開始となる場合もあります。
なお、簡易検査でAHI≧40もしくは、PSG検査でAHI≧20であれば、CPAP療法の対象となります。
CPAP療法については、後ほど【治療法① CPAP療法:世界的に普及している「閉塞性SAS」治療法】にて、説明しています。
(参考) 睡眠時無呼吸症候群|日本呼吸器学会
こちらのページでは、SASの診断以外にも、疫学データや発症メカニズムなど病気について、説明されています。
(参考)睡眠時無呼吸症候群|ながさきハートクリニック
こちらのページでは、SAS検査の流れの他、実際のPSG検査を行っている時の画像も公開されています。
2.検査場所と睡眠評価の有無に違い-「簡易検査」と「終夜睡眠ポリグラフ検査」
自宅で呼吸状態を調べる-簡易検査(スクリーニング検査)
■場所
- 自宅(医療機関で行っている場合も)
■検査内容
- エアフロー検査
鼻の下にセンサーを付けて寝る。 - パルスオキシメトリー検査
手の指にセンサーを付けて寝る。 - 本体
データを記録するポータブル機器。
上記のイラストのように、3つ一緒にくっついているタイプが多い。
■検査で分かること
- 呼吸状態のみ
血中の酸素濃度や空気の流れを調べる。
■メリット
- 自宅で出来て、センサー装着も楽。
- 費用が抑えられる。
■デメリット
- 軽度SASの場合など、25~30%程度見逃される可能性もある。
- 睡眠の質は評価できないので、SASの確定診断は出来ない。
■費用
- 保険適応あり
- パルスオキシメトリー検査のみ 300円~500円程度
- パルスオキシメトリー検査+エアフロー検査 3,000円~5,000円程度
■検査結果
- 1週間~2週間程度で解析結果が出ます。
入院して精密検査で「呼吸+睡眠の質」を測定-終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査
(出典)終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)の様子|国立病院機構 鳥取医療センター
※クリックすると拡大します。
■場所
- 専門医療機関
■検査内容
- 簡易検査の項目+脳波・心電図・眼球や足・体の動きを測定。
- 頭から足まで20~30個センサー装着
■検査で分かること
- 呼吸状態(SAS重症度・睡眠呼吸障害)
- 睡眠の質
- 周期性四肢運動障害の有無など
■メリット
- しっかり睡眠の質まで検査できるので、確定診断可能。
- SAS以外の睡眠障害(過眠症など)も調べることも可能。
■デメリット
- 費用がかかる。
- 専門機器を用いるため、入院が必要。(夜に入院し、翌朝退院)
■費用
- 保険適応あり
- 約10,000円程度
※ただし、PSG検査費用以外に、入院費用や個室費用等(+1~3万円程度)がかかることがあります。
- 約10,000円程度
■検査結果
- 1週間~2週間程度で解析結果が出ます。
(参考)睡眠時無呼吸症候群|佐野内科ハートクリニック
こちらのページでは、SASの原因や合併症の解説の他、簡易検査で分かる結果レポートについても、説明されています。
(参考)(PSG)終夜睡眠ポリグラフ検査のご案内|国立病院機構 鳥取医療センター
こちらのページでは、PSG検査の流れについても、説明されています。
3.重症度や原因によって選択されるSAS治療-①CPAP療法②マウスピース③外科手術④生活改善
検査・診断の結果により、患者さん個人にあった治療法が決定されます。
現在のSAS治療法には、症状を和らげる「対処療法」として①CPAP療法②マウスピース、根本的な原因を取り除く「根治療法」として③外科手術、そして、日々の生活から見直す④生活改善があります。
それぞれの治療法の適応基準および適応者、効果や費用について、ご紹介します。
治療法① CPAP療法:世界的に普及している「閉塞性SAS」治療法
こちらのページでは、CPAPの原理についても、イラスト画像を用いて説明しています。
「Continuous Positive Airway Pressure」の頭文字を取り、「CPAP(シーパップ)療法」と呼ばれ、機械で圧力をかけた空気を鼻から継続的に気道へ送ることで、気道を常に広げることが無呼吸防止になる治療法です。
別名:持続陽圧呼吸療法とも呼ばれ、機器はレンタルして利用することが一般的です。
CPAP療法は、世界的にも今や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の代表的治療法となっています。
誰でも装着当初は違和感があって寝づらいようですが、次第に慣れて寝返りも打てるように。
その頃になれば、効果が実感できる人も多くなっています。
■CPAP療法に適応する人・効果・費用
- 適応する人:中等度以上「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の人。
→最近では、「中枢性睡眠時無呼吸症候群」にも有効なタイプ(ASV)も。 - 効果:無呼吸の防止、高血圧や不整脈の改善、交感神経の働きの抑制、糖尿病の改善、脳卒中など循環器病の発症抑制
こちらのページでは、中枢性SASの場合の治療についても、説明されています。
- 費用:治療費およびレンタル費ともに、健康保険適用あり(5,000円程度/月)
→ただし、健康保険適用には、月1回の受診と下記の基準すべて満たす必要あり。- AHI≧20
- 日中の異常な眠気、起床時の頭痛等の自覚症状が強く、日常生活に支障を来している場合。
- 睡眠ポリグラフィー検査で、頻回の無呼吸が原因で、睡眠の分断化、深睡眠が著しく減少が認められ、CPAP療法により改善する場合。(※簡易検査でAHI≧40の場合には、SAS自覚症状が伴っていればOK)
- ポイント:対症療法なので、CPAP療法を止めると、再びSAS症状が現れる可能性があります。
(体験談)CPAP療法2か月ほどで機械にも慣れ、昼間の眠気も嘘のように軽く。
個人差は有りますが1週間から1ヶ月程度慣れるまでは、ホースが付いた呼吸用のマスクを付けたまま寝る事にとてもストレスを感じます
私も最初の1ヶ月くらいは付けているとなかなか寝付けず、寝返りも思うように出来ないので、療前より眠気の度合いがひどく、寝ることが苦痛でした
最初は無理せずもし鬱陶しかったら外して寝てもかまいません、慣れたら徐々に使用時間を増やしてくださいと医師からアドバイスを受けていましたので
私も無理せず、最初は1時間だけ、少し慣れたら次目が覚めるまでと徐々に使用時間を延ばしていき
数ヶ月後には自在に寝返りも打てるようになりました、この鬱陶しさは必ず時間が解決してくれますので
諦めず気長につきあっていくことが大事です。CPAPを使用して2ヶ月くらい経つと完全に機械にも慣れ、これまで突然襲ってきた昼間の眠気も嘘のように軽くなりました。
現在CPAPを使用中の方の中には、冬場の結露でマスク内の水滴が鼻に入り不快な経験をされた方も多いと思いますが
これはホームセンターなどで売っている,窓に貼り付ける結露防止テープが役に立ちます
マスクの形状にもよりますが、マスクの下部に結露防止テープを1cm×5cm位のサイズに切り貼り付けておくと結露した水滴が鼻に入ること無く快適に眠ることが出来ます。
治療法② マウスピース療法:軽症の「閉塞性SAS」で肥満ではない人が対象
こちらのページでは、マウスピース作成の流れ、仕様の注意点なども説明されています。
睡眠時に、スリープスプリントとも呼ばれるマウスピースを装着します。
下あごを前に出すことで、狭くなった気道を広げる治療法です。
■マウスピース療法に適応する人・効果・費用
- 適応する人:軽度~中等度の「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の人や中等度以上でもCPAP療法が困難な人
※歯がない人やアレルギーなど鼻づまりがある人には、適用できません。 - 効果:いびきが減る。
- 費用:健康保険適用あり。(15,000円~20,000円程度)
→ただし、健康保険適用には、下記の条件を満たす必要あり。- 歯科医師が作成。
- 睡眠時無呼吸症候群の確定診断(=PSG検査受診必要)できる施設からの診断書が必要。
治療法③ 外科手術:気道が閉鎖してしまう部分を摘出
無呼吸の原因となっている気道が閉鎖してしまう部分を摘出手術する根治療法。
子どものSAS治療法は、外科手術が第一選択となります。
■摘出手術に適応する人・効果・費用
- 治療対象:アデノイド増殖や扁桃肥大がSAS原因となっている子どもや一部の成人
- 効果:摘出することで、気道の広さが正常に戻るため、無呼吸になりにくくなる。
→声変わりなど副作用(後遺症)も報告されています。まれに数年で元に戻る場合も。 - 費用:健康保険適用あり。(8万円~9万円程度)
- その他:全身麻酔による手術。1週間程度の入院が必要。
(参考)アデノイド切除術|神鋼記念病院
こちらのページでは、アデノイド切除術のやり方、起こりうる合併症についても、説明されています。
(体験談)生まれてすぐ「いびき」、喉の手術で「すやすや」眠れるように。
娘は産まれてすぐにいびきをかいて寝るようになりました。
寝付きはいいものの寝起きはすごく悪く、寝相も悪かったです。
寝ている時はとても苦しそうでした。幼稚園に入ると月1熱を出していました。
そこで、近くの耳鼻科で相談したところ医大を紹介されました。
心電図や酸素量の検査、レントゲン…などいろいろ検査をしたところ
扁桃やアデノイドが大きいことによる睡眠時無呼吸症候群であることが分かりました。
(睡眠時の酸素量は平常時の76%程度でした)
最初に医大で診察してから約1年後に手術&入院を行いました。手術は全身麻酔で約3時間程度。手術自体は40分程だったと聞いています。
手術当日は点滴が付けられ、最初の食事は重湯でしたが痛みで食べられませんでした。
飲むヨーグルトのみ飲みました。その後、入院中は喉が痛くて食事もなかなか食べられませんでしたが
今は肉が大好きで全体の食事量も増えてきましたし、性格も活発になってきました。今は寝ている時も「すやすや」が似合います。
治療法④ 生活改善:減量や飲酒・喫煙習慣の見直し
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の重症度は、個人の身体的特徴や合併症、生活習慣などによって、個人差があります。
どの治療法を選択した場合でも、生活習慣の改善も併せて行うとよいでしょう。
「閉塞性SAS」の場合、肥満気味の人は、減量することも治療の一環となります。
減量することで気道を狭くしていた首回りの脂肪が落ち、いびきや無呼吸が出にくくなる可能性があります。
また、前述したとおり、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は循環器病との関連性が強い病気です。
「中枢性SAS」の場合には、原因となる循環器病の治療をしっかり行うことで、SASの症状は改善する可能性があります。
いずれにせよ、飲酒や喫煙も気道に影響を及ぼすため、結果的に「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の原因となり得ます。
生活習慣病予防が循環器病予防につながり、さらにはSAS予防となるのです。
4.「SAS」の疑いがあったら、「睡眠時無呼吸症候群」専門外来や「睡眠医療認定医療機関」へ
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、発症の原因に気道が狭くなっていることや循環器病との関連性が強いことなど、関連する部位が多岐に渡っています。
そのため、2017年現在、循環器科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、精神神経科を始めとした複数の診療科で診療が行われています。
さらに近年、より詳しく検査・治療することが出来る専門外来「睡眠時無呼吸症候群外来」(睡眠呼吸障害センターやスリープクリニック等の名称の場合も)を開設している病院が増えてきました。
■全国の睡眠時無呼吸症候群 専門外来のある病院を「病院口コミ検索Caloo」で探す
※多くの医療機関で「睡眠時無呼吸症候群外来」は、”予約制”としているので、受診の際には事前にご確認ください。
全国に約100箇所!日本睡眠学会認定「認定医療機関」&「学会登録医療機関」
前述した「睡眠時無呼吸症候群外来」とは別に、日本睡眠学会によって睡眠医療に一定の実績があると認定された医療機関「睡眠医療認定医療機関」および「学会登録医療機関(認定医療機関ほど年間検査件数の実績がない施設)」が合わせて、全国で約100施設あります。(2016年現在)
■「睡眠医療認定医療機関」の認定条件
- SASの精密検査「終夜睡眠ポリグラフ検査」(PSG検査)を行える設備があること。
→SASの確定診断が可能。 - PSG検査中の事故防止や事故対策など安全管理マニュアルがあること。
→万が一、危険な不整脈やてんかん発作など救急事態が起こっても、素早く対応できる。 - 過去1年間に、睡眠ポリグラフ(PSG)検査を50件以上行った睡眠医療の実績があること。
→睡眠医療に力を入れている都市部の医療機関では、ここ数年で年間400件前後実績があるところも多い。 - MSLT(睡眠潜時反復測定法:薄暗い部屋で早く寝られるかを調べる検査)を5件以上施行していること。
→SAS治療の際、日中の眠気が残っている場合、原因精査のため検査を行うことも。 - 検査結果の解析を外部委託せず、検査した医療機関で行っていること。
→データ解析ができる検査技師がいることで、より安心して検査を受けることできます。 - 常勤の学会認定医または認定歯科医が在籍していること。
→睡眠医療認定医および歯科医:睡眠医療に関する2年間以上の臨床経験がある医師。
■全国の睡眠医療認定医がいる病院を「病院口コミ検索Caloo」で探す
「病院口コミ検索Caloo」では、全国の「睡眠医療認定医」がいる病院のうち、「睡眠医療認定医療機関」または「登録医療機関」に認定されている場合、『「睡眠医療認定医」について』と記載があります。
なお、「睡眠医療認定医療機関」には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)以外にも不眠症、過眠症(ナルコレプシー)などの「睡眠障害全般診療」A型と「睡眠時無呼吸症候群」B型(関連疾患を含む)があります。
「睡眠時無呼吸症候群外来」を開設している病院のうち、さらに日本睡眠学会認定の医療機関であれば、より安心して睡眠医療を受けることができるでしょう。
(参考)睡眠医療・認定委員会の認定事業実施に関する細則|日本睡眠学会
こちらのページでは、睡眠医療認定医療機関の認定条件について、説明されています。
(参考)SAS診察室|社会医療法人 春回会 井上病院
こちらのページでは、MSLT検査の流れや代表的な過眠症(ナルコレプシーなど)についても、説明されています。
SASについての正しい認識・知識が大切!
前述した通り、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、一般的には短期間のうちに完治する病気ではありません。
世界的規模で浸透しているCPAP療法も対症療法のため、多くの場合は、長く付き合うこととなる病気です。
運動不足解消・食事や生活習慣の見直しが、その後の治療の効果に影響します。
効果的に治療を進めるためにも、SASについて正しい認識と知識を持つことが大切です。
■「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の症状や原因、セルフチェック、基準については、次の記事で詳しく説明しています。
眠気・いびき以外に「突然死」のリスクも!?「睡眠時無呼吸症候群」の原因と症状
また、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、自分では気づきにくい病気です。
早期発見のポイントは、家族やパートナーがこの病気にいち早く”気づく”ことです。
気になる点があれば、速やかに医療機関を受診しましょう。