1. 手足口病のかゆみは3-4日目がピーク、1週間ほどでおさまります!
人それぞれ違いはありますが、手足口病の手足にでる発疹は3〜4日目までがピークで、それを乗り越え、1週間前後で楽になっていきます。
手足口病の症状のあらわれかたは様々で、体調や年齢などによってもかわります。
一般的には、大人の方が症状が重篤になることが多いようです。
発疹によるかゆみや痛みも、出る人と出ない人がいます。
かゆみだけが強い場合でも、痛みとかゆみが混在している場合でも、1週間前後を目安に自然治癒していくと考えられます。
ただし、ウイルスそのものは発症から1ヶ月前後で消滅しますので、かゆみや痛みなどの症状がひいたからといって、感染しないわけではありませんので注意が必要です。
手足口病の症状
手足口病には以下のような症状があらわれます。
- 喉の痛みや食欲不振などの夏風邪に似た症状
- 手の平、足の甲、口内、足の裏に米粒大の水ぶくれ状の発疹
- 発熱
手足口病の症状経過
症状としては、以下のような経過をたどります。
- 感染して3~5日後に、手の平、足の甲、口内、足の裏に米粒大の水ぶくれ状の発疹
- 発疹はかゆみを伴い、次第に痛みが出て、1週間ほどで自然に消滅
- ウイルスが体内から完全に排出されるまでに2週間~1ヶ月
手足口病かゆみ体験談
ケース1:大人の手足口病〜4日目をピークに5日目からは徐々にかゆみがおさまる
4日目
朝休日診療所へいきみてもらうと、手足口病でしょうといわれる。対処療法なので、かゆみどめとトローチくらいしかだせない、といわれた。か
ゆみどめをのんで家で安静にしている。手足の水疱はさらに悪化、痛みも増し、拡がる。冷やしながら一日中ねていた。かゆくてがまんできない。
5日目
かゆくてあまり眠れなかった。喉の痛みが少しなくなってきた。昼には少しかゆみがおさまってきた。
夕方にはかゆみはさらにおさまった。ぶつぶつは赤いまま。夜も少しかゆい程度。その後だんだん水疱はおさまっていった。
引用元:発熱、喉の痛みから徐々に発疹が現れた。大人の手足口病。
ケース2:子どもの手足口病〜1週間でかゆみがおさまる
次の日には手や足の発疹が水疱状に変わり、潰れている箇所もありました。痛みやかゆみも強くなり、薬を定期的に塗ってましたがつらそうでした。口の中も痛みが強くなり、食べるのが嫌になってました。
うどんやスープなどの柔らかいものや汁物を出してどうにか食べてもらいましたが、3日間はあまり食欲はありませんでした。一週間くらいで発疹もだいぶ良くなり、新しい発疹も起こらずそのまま完治へ向かいました。
引用元:4歳の子供が手足口病に。うどんやスープなどの柔らかいものや汁物で過ごす。
ケース3:大人の手足口病〜かゆみがなく痛みのみ
手と足に発疹は指先に数えるほどしか出来ませんでしたが、その部分に触れるととても痛かったです。
酷かったのは口です。喉の奥や扁桃腺の辺りに大きな口内炎が10個近くできました。頬、唇の裏にもたくさんできて飲み込むのか本当に辛いし、醤油等もとても滲みるので食欲が落ちてしまい、体重も3kgぐらい減りました。
手足口病はこれといった治療法もないので、ひたすら痛みに耐える日々でした。
一応イソジンでうがいはしていました。意味があったのかどうかは分かりませんが気休めにはなりました。余りにも喉が痛くてたまらないときはカロナールを飲みました。
痛すぎて効いているのかどうなのかも不明でした。結局発熱から数えて1週間から10日ぐらいで完治しました。
引用元:子供の食べ残しから手足口病に感染。口内炎が酷く、食欲減退。
2. 手足口病のかゆみ止めのためにやるべきこと、やるべきでないこと
残念ながら、手足口病に特効薬は存在しません。したがって、かゆみに対する対処療法的な対応を検討し、実行していくことがのぞましいです。
やるべきこと
- 基本的な対処はまず冷やすこと。保冷剤や氷などを直接患部に触れないようタオル・ガーゼで巻くなどしてあてがいましょう。
- 医療機関でかゆみ止めを処方してもらう、あるいは市販薬でかゆみを止めましょう。
やるべきでないこと
- 食物は熱い物や刺激物は避けましょう。血行が良くなりかゆみが増します。
- 直射日光を浴びないようにしましょう。同様にかゆみを誘発する可能性があります。
- 湯船につかるのも控えましょう。
手足口病かゆみ対策体験談
ケース1:医療機関からもらったかゆみ止めにより対策
口の中は口内炎の薬を出して貰って、一応かゆみ止めも貰いました。1週間くらい安静にしていれば治るとのことで、大人で感染すると重症化する場合もあるが、安静にしてかゆみにかゆみ止め、痛みに痛み止め、熱は解熱剤と一つずつきちんと処置すれば大丈夫と言われました。
結局完全に治るまでに、10日くらい掛かりました。特に3日目くらいに口の中が荒れてきた頃から、食事が苦痛でした。何を食べても、何を飲んでも痛みしかなくて、プリンやヨーグルト、ゼリーなどの刺激のないものしかまともに食べられませんでした。5日目くらいからは治り始めた影響なのか、痛みにかゆみも混じってきてかゆみ止めを貰っておいてよかったです。
引用元:発熱後、喉の痛みと指の水ぶくれ。子供の手足口病が感染しました。
ケース2:かゆみ止めと患部を冷やして対策
治療は薬の治療を行いました。水ぶくれがかゆみを伴っていたのでかゆみ止めの塗り薬、口には口内炎があるので口内炎の薬を出してもらいました。かゆみ止めを塗ってもかゆいときはかかないようにして、氷などで冷やすと良いと看護士の方に教えてもらっていたのでかゆいときは冷やしてみました。冷やすと皮膚や神経の感覚が鈍くなるようでかゆみがだいぶ収まっていたみたいです。
引用元:息子が手足口病になりました。幼稚園は2週間休みました。
3. 手足口病のかゆみを止めるために市販薬も有効活用すべし
かゆみ止めとして売られている市販の塗り薬を活用することもできます。
抗ヒスタミン剤とよばれているものがこれにあたり、かゆみが出ている部分に直接作用し一時的に症状を鎮静化することができます。
また虫さされなどに一時的に作用するかゆみ止めを使用して効果があったという方もいらっしゃいます。
ただし、いずれにしても根治治療ではないため、完全にかゆみを取り除くことはできず、短期的にかゆみをしのぐための方法であるという認識のもと、活用を検討しましょう。
かゆみ止めに活用したい市販薬
①抗ヒスタミン剤
代表的なお薬としては、レスタミンコーワ軟膏などがあります。
②虫さされなどに利用されるお薬
代表的なお薬としては、ウナコーワクールなどがあります。
4. 対処療法をフル活用して1週間乗り切りましょう!
夜眠れなくなるほどかゆくなることもあるのが手足口病です。
お子様がかゆみを訴えるのをみているだけでも親御様は辛いですよね。
あるいは、親御様ご自身が手足口病にかかってしまった場合は、より一層かゆみは増しているためお辛い状況だと思います。
今回の記事でご紹介した対処療法をフル活用し少しでもかゆみを抑え、症状がおさまる1週間を乗り越え、手足口病を根治できるまでに回復されることを願っております!