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2017年12月24日更新

夜の体調不良、救急車?夜間診療所?迷ったら電話相談(#7119・#8000)や往診も

夜間・休日の急な体調不良・ケガの時に知っておきたい「今すぐ119番したい症状」の目安、救急車を呼ぶか迷った時の夜間・休日電話相談(#7119や#8000等)や夜間診療所の探し方、注目されている夜間往診サービス「ファストドクター」についてご紹介します。
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夜間の急な体調不良や突然の怪我、そんな時どうしますか?

ほとんどの人が、①救急車(119番)を呼ぶか?②夜間診療所に行くか?③様子を見るか?の選択をすることでしょう。

ご存知の通り、「救急車は、緊急の時にしか呼んではいけない」とは言われていますが、「緊急の時」とは一体どんな状況か、分かりますか?

呼吸困難で苦しそうな場合や心臓発作等で胸に激痛、大量に出血した場合などなら、誰でもすぐに「救急車を呼ぶべき緊急な状況」と分かるでしょう。
しかし、他にも重大な病気や怪我が隠れている「緊急性が高い症状」について、知っていますか?

医療従事者以外の一般人にとって、救急車を呼ぶ?呼ばない?の判断が的確にできないことも珍しくありません。我が子が苦しそう、痛そうなんてことがひとたび起これば、慌ててしまって冷静な判断がつかないことも……。
そんな時には「電話相談できる窓口 #7119や#8000」を活用しましょう。

さらに、最近では東京都23区内、埼玉県の一部、千葉県の一部で、お医者さんが夜間に家まで来て診察し、処方薬まで出してくれる往診サービス「ファストドクター」がスタートしています。

今回は、そんな「すぐに119番したい!」症状の目安や救急車を呼ぶべきか迷った際の「電話相談 #7119」および「子供専用相談窓口#8000」、さらに夜間往診サービスについて、夜間診療所の探し方と併せて、ご紹介します。
ファストドクター

1.緊急性が高い場合-迷わず救急車(119番)を呼ぶ

救急車の出動回数・搬送人数は年々増加しており、総務省消防庁の調べ(2015年度)では、約5.2秒に1回のペースで出動しており、国民の23人に1人が搬送されたことになります。

また、119番通報から救急車の現場到着まで、全国平均約8.6分、病院等への収容時間は全国平均約39.4分と、どちらもここ20年間で約1.5倍遅くなっており、救急車のタクシー代わりの利用や緊急性のない症状での利用など、昨今「救急車の不適正利用」も問題となっています。

とはいえ、本当は緊急性が高いのに、救急車の利用をためらってしまっては、本末転倒です。
少しでも早く治療を開始すれば、救える命があります。

緊急性が高い時は、ためらわず救急車を利用しましょう!

(参考)平成28年版 救急救助の現況|総務省消防庁
こちらのページでは、救急車の救急業務の実績(出動回数や搬送人数等)について、公表されています。

すぐに119番したい症状とは?-顔・手足片側のしびれ/胸が圧迫される痛み/ろれつが回らない等

頭・胸・腹の激痛、呼吸困難や意識不明、大量出血を伴った外傷、溺れたなど、素人でも一目見て分かるような急病や怪我以外にも、緊急性の高い症状があります。

下記のような症状が現れたら、重大な病気・怪我の可能性があるので、迷わず救急車(119番)を呼びましょう。

なお、119番通報中(会話の途中)でも、住所が判明し、症状の緊急性が高いと判断されれば、その時点で救急車は出動するので、救急指令センターからの質問には、きちんと応答するようにしましょう。

<高齢者・大人の重大な病気・怪我の可能性がある症状>

  • 顔や手足の片側だけがしびれる(動かしづらい)
  • ろれつが回りにくく、うまく話せない
  • 急に周りが二重に見える、視野(見える範囲)が狭くなる
  • 急に支えなしでは、立てない(ふらつく)
  • 胸の中央が締め付けられる痛みや押されるような痛みが2~3分続く
  • 便に血が混じる、真っ黒い便が出る
  • 広範囲のやけど
  • 旅行後に胸が痛みだした
    →同じ姿勢で長時間座っていることが多かった場合など

他にも、いつもと違う・様子がおかしい場合に、救急車を呼んだ方が良いケースがあります。
特に、高齢者の場合には自覚症状が少ないことがあるので、注意が必要です。

<子どもの重大な病気・怪我の可能性がある症状>

  • 唇が紫色で、呼吸が浅い
  • 頭を痛がって、けいれんしている
  • 5分以上手足が硬直している(けいれん)
  • 激しい下痢や嘔吐で水分・食事が取れず、意識がはっきりしない
  • うんちに血が混じる
  • 虫刺され後、全身にじんましんが出て、顔色が悪くなった
  • 生後3ヵ月未満の赤ちゃんの発熱、視線が合わないなど様子がおかしい

生まれたばかりの赤ちゃんは、免疫システムが未熟なので、よくある風邪の場合でも稀に重症化することがあります。
そのため、いつもと様子が異なる・おかしい場合は、救急車を呼んだ方がよいでしょう。

(参考)救急車利用リーフレット|総務省消防庁
こちらのページでは、救急車を適切に利用できるよう緊急性の高い症状について、高齢者版・成人版・子供版のリーフレットがダウンロードできます。

2.救急車を呼ぶべきか迷う-「#7119」や地域の救急相談窓口に電話

上記のような緊急性の高い症状以外の場合でも、この症状は今すぐ夜間診療所に行った方がいいのか?それとも翌朝受診でも大丈夫なのか?判断に迷うことってありますよね。

実は、判断に迷った場合にいつでも専門家に電話で相談できるサービスがあるのをご存知ですか?
なお、子ども専用の救急電話相談については、「3.子ども専用の救急相談は、全国共通「#8000」」にて、説明します。

原則24時間365日有人対応-救急相談ダイヤル「#7119」へ

消防庁主体で行われている救急電話相談事業では、「#7119」という全国共通の短縮ダイヤルが使われています。
また、救急相談窓口は、原則として24時間365日体制で医師・看護師・相談員によって対応されています。
さらに、相談された病気やけがの症状の内容から、緊急性があった場合には、直ちに救急車を出動させる体制が構築されているのが特徴です。

  1. 救急相談
    • 緊急性の判断
      →今すぐ医療機関を受診すべきか、明日でも良いか?など
    • 応急手当の仕方
    • 受診の手段のアドバイス
      →救急車を呼ぶのか?自分で医療機関に行くべきか?民間搬送事業者を紹介?
  2. 医療機関の案内
    • 適切な診療科目や医療機関などの案内

救急安心センター事業は、元々東京都から始まった取り組みですが、少しずつ全国に拡大されてきました。
今のところ、7都道府県と一部の市区町村での対応となっています(2017年12月現在)。

<#7119が導入されている都道府県および市区町村 (※2017年12月現在)

  • 宮城県
  • 東京都
  • 埼玉県
  • 大阪府
  • 奈良県
  • 福岡県
  • 新潟県
    →2017年12月1日より、事業スタート!
  • 北海道札幌市周辺
  • 神奈川県横浜市
  • 兵庫県神戸市
  • 和歌山県田辺市周辺
  • ※広島市周辺
    →2018年以降の実施を検討中

この#7119事業は、救急車出動の適正化・不要不急の時間外診療の抑制に効果が期待できます。

今後の救急医療の健全な在り方のため、国では#7119の導入に積極的に取り組むよう、消防庁を通して各都道府県などに働き掛けが行われている最中です。

(参考)救急安心センター事業(#7119)の更なる取組の推進について|総務省消防庁
こちらのページでは、#7119事業実施の効果や実施している都道府県の取り組み状況などについて、公表されています。

#7119未対応地域でも、独自の救急相談窓口が設置されている場合も

上記のような専用回線「#7119」以外の番号でも、市民からの救急相談窓口を設けている都道府県または市区町村が多数存在します。

県単位で行われている地域は……

  • 山形県……「#8500」または023-633-0799
    →協力医師の支援体制のもと、看護師による毎日19時~22時対応
  • 栃木県……「#7111」または028-623-3344
    →協力医師の支援体制のもと、看護師による毎日18時~22時対応
  • 香川県……087-812-1055
    →協力医師の支援体制のもと、看護師による毎日19時~翌朝8時対応
  • 千葉県……#7009または03-6735-8305
    →協力医師の支援体制のもと、看護師による平日・土曜18時~23時対応日曜・祝日・年末年始・GW朝9時~23時対応

上記以外にも市区町村(の医師会等)主体で、救急相談窓口が開設されています。

消防庁主体の「#7119」救急安心センター事業との大きな違いは、「必ずしも、有人対応が24時間体制ではない」ということ。

とはいえ、地域独自の相談窓口でも、夜間や休日といった医療機関の診療終了後(一般的に18時~22時くらいまで)の時間帯は、対応しているケースが多くなっています。

また、「有人対応は、夜22時頃まで」としていても、その後深夜(23時頃)~翌朝(9時頃)までは、テープ音声の自動応答で夜間・休日に対応している医療機関の案内を行っている地域もあります。

#7119未対応地域にお住まいの方は、お住まいの市区町村のHPや地域の広報紙などをご確認下さい。

3.子ども専用の救急相談は、全国共通「#8000」

昼間は比較的元気だったのに、夜になって急にお子さんの体調が悪化することはありませんか?
辛そうな我が子を見ると、親として「早く良くなって欲しい」と非常に心配になりますよね。
自分の事以上に、今すぐ医療機関に行った方がいいのか?どのように対処すればいいのか?と、ついつい慌ててしまうことも多いでしょう。

そんな時は、全国共通の短縮ダイヤル「#8000」に相談してみましょう!

小児救急でんわ相談「#8000」は、小児科医・看護婦によるアドバイス

小児救急でんわ相談「#8000」は、2010年7月より全国で始まりました。

「#8000」をダイヤルすると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されるシステムになっています。
相談窓口では、小児科医・看護師がお子さんの急病に関するアドバイスをしています。
※携帯電話から掛けた場合、受診基地局によっては、お住いの県以外の近県に繋がる場合があるので、県境付近ではご注意下さい。

ほとんどの都道府県で「小児救急でんわ相談窓口」は、夜間~翌朝(概ね19時頃~翌朝8時頃)まで開設しています。
深夜0時以降も対応しているので、夜中の急変でも相談できるのは、本当に有難く助かりますね。

なお、深夜0時以降の相談未対応地域は、岩手県、秋田県、山形県、東京都、神奈川県、長野県、兵庫県、和歌山県、高知県(翌午前1時まで)、沖縄県となっています。(2017年7月現在)

これらの深夜未対応地域で、深夜に小さなお子さんの急変で、どうすればいいか迷った場合には、緊急度判定支援アプリ等があるので、ご参考になさって下さい。

全国版救急受診アプリ「Q助」
こちらのアプリは、該当する症状を画面上で選択していくと緊急度が判定されます。
ご利用の機種に応じて、ダウンロードください。

iPhoneご利用の方 (AppStoreにてダウンロード)
Androidご利用の方 (GooglePlayにてダウンロード)

(参考)小児救急電話相談事業(#8000)について|厚生労働省
こちらのページでは、都道府県ごとの小児救急電話相談の対応時間がまとめられています。

4.夜間診療を行っている病院の探し方

多くの市区町村では、夜間・休日診療を行う医療機関を「当番制」としています。
また、お子さんの場合(小児科)や外科系など診療科目によっても、細かく設定されている場合もあります。

市区町村HPの医療情報や広報・新聞で「当番医」を確認

「当番制」としている夜間診療所の場合、日によって担当病院が変わります。

今現在、開設されている夜間診療所を探すのに、一番手っ取り早いのが、お住いの市区町村のHPや広報紙や新聞(地域によって)に掲載されている医療機関情報です。
他にも、前述した通り、救急相談ダイヤル「#7119」や「#8000」でも、医療機関の案内も行っています。
状況に合わせ、ご選択下さい。

日頃からかかりつけ医をはじめ、必要な連絡先を確認しておくと、安心ですね。

<夜間診療所受診で気を付けたいポイント>

  1. 電話連絡の上、受診すること
    →特に、市民病院等の入院施設がある大きめの病院は「二次救急医療機関」として中等度症状患者の受け入れ、大学病院等の救命救急センターがあるような大病院は「三次救急医療機関」として最重症患者の受け入れを24時間行っています。
    大病院だからこそ、救急車での来院や重症度の高い患者さんを優先して診療しているため、症状が軽症にもかかわらず、連絡なしに夜間診療(救急外来)を受診することは控えましょう。
    症状の重症度によっては、別の病院を紹介されることもあります。
  2. 保険証・お薬手帳・現金を忘れずに!
    →保険証を忘れると、健康保険が適用されず、一時的に高額支払いが発生する場合も。(後日、しかるべき手続きをすれば、差額返金されます)

5.夜間診療を受診するのがツライ……往診サービスの利用も手!

救急車を呼ぶ程ではないけれど、病院の通常の営業時間内や夜間診療所に行く(連れて行く)ことがツライ時はありませんか?

例えば……

  • 仕事で病院の営業時間内に受診できない
  • そもそも夜間診療所まで行くのがツライ
  • 夜間診療所の待合室で、長時間待ちたくない(待たせたくない)
  • 通常のクリニックのように、薬を処方してほしい(夜間診療所では、薬の処方は原則1日分)

そんなお悩みに対し、今、新しいサービスが注目されています。
お医者さんが家まで診療しに来てくれる往診サービス「ファストドクター」です。

保険適応で夜間往診に特化!年中無休の「ファストドクター」

ファストドクターでは、”夜間に特化した”現役医師による医療相談や救急往診サービスを行っています。

    1. 特徴
      ①最短30分で往診
      ②インフルエンザ・溶連菌・アデノウイルスなどの迅速検査やX線検査もOK
      ③健康保険適応
      ④クレジットカード使用可
      ⑤薬は、その場で数日~1週間分処方
    2. 対象エリア 
      • 東京都
        東京23区内・三鷹市・武蔵野市
        ※小児は調布市・狛江市も対象エリアに含まれます。
        ※成人は三鷹市・武蔵野市の一部でエリア外の地域があるので、詳細は電話でお問い合わせください。
      • 埼玉県
        さいたま市、八潮市、三郷市、草加市、川口市、蕨市、戸田市
      • 千葉県
        市川市、松戸市、船橋市
    3. 可能な診療内容・治療
      • 風邪症状(咳や鼻水、腹痛、頭痛など)
      • 腰痛・関節痛
      • 膀胱炎
      • 眼の痛み
      • やけど
      • 切り傷
      • 傷の縫合・ギプス固定
      • ステロイド注射
      • 採血検査・インフルエンザ検査・X線検査
      • 薬の宅配(一部地域のみ)
    4. 在籍する医師
      • 内科
      • 小児科
      • 整形外科
    5. 費用
      保険適用の診察料+交通費(一律1,400円)+処方薬料(薬局と同じ)
      ※東京23区内の場合、中学3年生まで医療費(診察料・処方薬料 無料)

■ファストドクターについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
急病やケガも安心!保険適用の夜間往診サービス「ファストドクター」

ファストドクター

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