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2016年4月14日更新

うつ病で頭痛!?身体症状の異変をキャッチし早期治療に役立てる!うつ病体験談

うつ病による頭痛を経験したことのある方の体験談をもとに、その症状と原因、予防、対策、治療方法について紹介します。
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1. うつ病と頭痛の関係

頭痛は不眠や食欲低下、倦怠感とともに、うつ病で高頻度にみられる身体症状の1つです。

また、うつ病の中には、頭痛などの身体症状のみに異変をきたす仮面うつ病とよばれるものもあります。

多くの場合、身体的な異変と精神的な異変の両方が同時に表出されますが、仮面うつ病の場合だと、うつ病であることが見落とされ、正しい治療が遅れる可能性が高まります。

2. 頭痛を伴ったうつ病の体験談

たくさんの方がうつ病の初期症状として頭痛などの身体症状の異変を訴えています。

頭痛だけが身体症状の異変としてでることは珍しく、不眠、食欲低下、倦怠感も一緒に身体症状の異変として出ることが多いようです。

娘が中学校の頃、夜中に突然嘔吐をしました。はじめは胃腸風邪かと思い学校を休ませて様子を見ていましたが吐き気が治ってからも学校に行く前夜になると頭痛や吐き気におそわれて学校を休む日が多くなりました。
はじめは個人病院で胃腸や頭痛の診察を受けていましたが、以上がわからないため検査を受けるようにと岐阜県総合医療センターを紹介されました。
頭痛がひどかったため頭部のCTやMRIもとりましたがどこも異常がなく病院の先生から心療内科の受診を勧められました。心療内科の診察は私も娘も元は戸惑いましたがカウンセリングを勧められたので娘と2人でしばらく通いました。
カウンセリングの場所は病院の診察室とは違い落ち着いた個室の部屋で小さいお子様も遊べるようにおもちゃもいくつか置いてありました。
どうして学校に行きたくないかがはじめのうちは当人の娘にもわからなかったようです。
先生が学校での様子や友達関係などを聞いていくうちに娘も心の整理ができたのか友達関係のことなどを少しずつ話すようになってくれました。カウンセリングはいつも予約制です。
娘だけのカウンセリングの日もあれば、親と先生のカウンセリングの日もあり、また娘と私と2人でカウンセリングを行う日もありました。娘と私と2人では解決できなかったことをカウンセリングの先生に間に入っていただきお互い本音を話せたことにより娘もだんだん元気になり今は元気に学校に通っています。

引用元:登校前夜になると吐き気や頭痛がでる娘。心理的な要因の不登校。

毎朝、睡眠した気がしないくらいダルく、頭痛や動悸、めまいがしていました。
友人から一度心療内科にかかったらとのすすめで、受診しました。
最初のうちは薬が合わなかったせいか、とてつもない眠気に襲われていました。徐々に症状はよくなりましたが、またひどくなる時期があり、そのときは自殺念慮もありました。
薬を継続的に服用していましたが、経済的に厳しくなり、受診を断念せざるを得なくなりました。
しかし、程度が軽かったこともあり、気持ちの持ち方を変えようと意識(完璧主義を休む)したところ、症状もほぼなくなりました。

引用元:人間関係が発端で鬱症状。薬に頼るより、気持ちの持ち方で改善。

何年も前のことになりますが、当時私がフルタイムで正社員として働いていたときの話です。病気の発覚は仕事があまりうまく行ってなかったことと重なって発症したのかもしれません。仕事に行くのが怖くなったり、朝起きても動きたくなかったり明らかにいつもと調子がおかしくなっていました。生理不順が起こったり、発熱しているということも無く何日も調子がおかしい状態が続き、それでも熱や頭痛など症状が出ていなかったのでどこの病院に行けばいいのかもわからない状態でした。
このまま調子がどんどん悪くなるのも不安なのと実際に仕事にも支障が出てきて、休みをもらったりして会社にも迷惑をかけていた状態でした。インターネットで症状などを検索しながら色々と調べてみて心の病のうつ病の可能性が出てきました。当時はテレビでたまに特集は組まれるものの、今のように現代人の病気として社会的に認知はあまりされていない状態でした。
とりあえず近くの心療内科に行くことにしました。診察は問診を行い、うつ病の可能性があるとのことで、睡眠薬と抗うつ剤を出してもらいそれを服用するようにしました。
抗うつ剤は飲み始めて、副作用で日中に眠気が出るようになり仕事に支障が出るようになってしまったので服用回数を減らして、何度か病院に通い診断書を出してもらい会社を休職することになりました。
服用を続けて3ヶ月くらいからじょじょに体調はだいぶ楽になってきて6ヶ月目くらいにはほとんど症状は治まっていました。あまり深いうつ病ではなかったからかも知れませんが、うつ病は薬で治療してもすぐに効果は出ないようで継続していくことが重要です。またストレスを貯めないように休職できるなら休職させてもらい完治させることも大事だと思います。

引用元:うつ病を発症。休職して服用を続け、半年ぐらいでおさまってきました。

病気が発覚した経緯
仕事での人間関係のトラブルなどがあり、それを誰にも相談することが出来ず溜め込んでいました。すると仕事中に頭痛があるのに会社を出る頃には頭痛が治まり、という日が続きました。どんな頭痛なのか、もしかして精神的なものなのか?と思い、自分から心療内科を兼ねた内科に受診しました。その時ドクターに今の状況を話したところうつ病と診断されました。
処方された薬を飲み、ドクターとのカウンセリングを続けていましたが、自分の回りのことが解決されていく訳ではないので、自分を追い詰めていっていたと思います。頭痛から今度はどんどん食欲がなくなっていきました。最悪の時期はほとんど何も食べなくなって、倒れて病院に運ばれるということもありました。結局会社から自主的に辞めるよう促され、ドクターから入院するよう言われました。

処方した薬の効果
睡眠誘発は効きましたが、やる気を起こさせるものは効きませんでした。

その後
自殺を考える程になりましたが、仕事を辞めてとりあえず時間を作れるようになったのでジムにまず通いました。毎日行って激しい運動はできないのでヨガをしました。通ったジムにバレエのコースがあり、以前から興味があったのでチャレンジしたらハマり、毎日ジムの行くようになりました。知り合いもできて話が普通にできるようになり、体重も元に戻っていきました。
でも現在もまだ心療内科に通っています。自分に自信がもてない状況です。(ジム通いはできていません)

うつ病になる前に
何か悩み事や気に入らないことなどがあったら、誰かに話すのが一番です。愚痴って必要だと思います。自分の中だけで解決できないことってあるんです。自分を責めないように。

引用元:うつ病から拒食症へ。仕事をやめジム通いで体重は戻りましたが心療内科通院中。

もともとは、両親の仲が悪くなったところが、全ての始まりでした。
父親と母親がコミュニケーションをとらなくなり、それぞれの不満がたまる。母親がその怒りを私にぶつけてくるように。それまではまだ良かったのですが、何もかもが理不尽になったのです。私が何をしても怒鳴り散らし、時には私をぶつこともありました。
高校時代は三年間、それが続きました。そして専門学校へ入学。就職が決まっても、怒られました。
なぜあなたはそんなところに行くのか、意味が分からないと。事前に全て相談して、了承を得たと思えば、知らない、聞いてない、の一点張りなのです。全てを否定された私は、学校へいく意味、自分が将来、なんのために、誰のために、何をしたらいいのかわからなくなり、学校へ行かなくなりました。

単位もとれず、1年間続けてきたアルバイトも辞めることに。

そのころには頭痛や腹痛、やる気の低下、吐き気、動悸などで、動けなっていました。そして診断されたのがうつ。今は、イライラや、荒れてしまうことも。病院には行っていますが、なかなか話をゆっくり聞いてもらうことはできず、カウンセリングや、友人のご家族に助けてもらってます。家族とは全く連絡をとっていません。
それでも、そばにいてくれてる人を思うと、感謝気持ちと、早く治したい、その気持ちでいっぱいですが、長い目で、ゆっくり治療してくことが大切なので、頑張りすぎず、頑張ります。

引用元:両親の不仲から母が自分に八つ当たり…うつ病になりました。

病気の発生原因は、人に騙されたため、その後一月位かけて少しずつ異常が発生し始めました。

まずは、食欲不振が始まり、食べたいと思わなくなった事。
それから一日0食から1食食べるか食べないかの状態が始まりました。
それと、時々ではありましたが、吐き気が出始め、食べた後、もしくは食べなくても吐いてしまうことが多数ありました。
それから、食べない事が原因かわかりませんが、便秘がちになり、一週間に一度排泄があるかないかの状態が続いていきましたが、この時点ではまだ、病気だと思わなかったです。

次に出てきました症状としましては、不眠、眠る時間が日に日に少なくなっていき、一日1時間も眠れなくなっていきました。
このあたりで異常があるとは思いましたが、病院へ行く程ではないと思っておりました。
そして、病院に行くキッカケになったのは、頭痛が出始めたからです。何もしていなくても頭が痛くなる。
動けない位痛みが発生する時間が長くなったため、頭痛薬をもらうつもりで病院へ受診しました。

それが、平成24年10月の事でした。
それから今も、病院へ受診、入退院を繰り返しながら何とか生活しております。
症状を話し、薬が4~6ヶ月程で効かなくなります。
そのたびに、薬を変更しています。

引用元:頭痛がきっかけで発覚した成人してからの双極性障害。

3. 頭痛を伴う、うつ病の治療方法

頭痛を伴ったうつ病を患うと、特別な治療方法が必要というわけではなく、根本的にはうつ病なので、うつ病の治療方法と同じです。

心療内科、精神科への通院と服薬、カウンセリングなどの心理療法により、少しずつ、ご自身のペースでうつ病の症状を和らげていきましょう。

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