2016年9月16日更新

「認知症」治療の名医を探そう|もの忘れ(認知症)専門外来・認知症専門医

急に物忘れが酷くなったと感じたら、早めに「もの忘れ外来」を受診すると安心。「認知症専門医」や「日本老年精神医学会認定専門医」が問診や認知機能検査やMRIなどの画像検査を総合的に診察し、認知症治療を行う。全国の認知症治療の名医をご紹介します。
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1.経験したこと自体を忘れてしまう「アルツハイマー型認知症」は、早期発見・早期治療開始が進行を遅らせる!

アルツハイマー型認知症は、記憶や思考能力、言語・行動障害などが生じる疾患であり、認知症患者のうち約6割(女性は、男性の1,5~1.8倍とも)を占めると言われています。
生活習慣や環境、遺伝などのさまざまな要因が重なり合うことで発症すると考えられていますが、発症メカニズムは明確にはわかっていません。
厚生労働省のデータによれば、高齢化が進む日本では、2025年には認知症患者が700万人(65歳以上の5人に1人)を超えるというデータもあります。

一旦、アルツハイマー型認知症を発症してしまうと、2016年現在、残念ながら認知症に対する特効薬はないため、根本的に治すことはできません。
しかし、進行を抑えることは可能です。
現在、国内で認可承認されている4種の治療薬は、”進行を抑える薬”です。

できるだけ早い段階でこれらの薬物療法を開始することで、認知症の症状が進むことを抑えることができるというデータもあるため、気になることがあったら、まずは早めにかかりつけ医に相談して、場合によって専門医など紹介してもらうと良いでしょう。

「アルツハイマー型認知症」の典型的な症状例や物忘れの特徴については、以下の記事で詳しく説明しています。
同じ話を繰り返す、食べた事を忘れる…それはアルツハイマー型認知症かも?兆候・特徴・症状チェック

「アルツハイマー型認知症」の原因や症状・みんなの体験談については、以下の記事で詳しく説明しています。
ドラえもん声優・大山のぶ代さんも!女性に多いアルツハイマー型認知症とは?

2.物忘れが急にひどくなったと感じたら、「もの忘れ専門外来」や「認知症専門医」の受診を。

認知症を診る専門窓口「もの忘れ専門外来」とは?

物忘れは、大きく3つのタイプに分けられます。

  1. 正常な加齢による物忘れ
  2. 認知症になるかもしれない軽い物忘れ(軽度認知機能障害)
  3. 認知症という病的な物忘れ

「もの忘れ専門外来(または認知症外来メモリー外来としている施設も)」では、

  1. 問診
    ※医師が診断および治療方針を決める際に重要としていることは、患者さん本人の生活状況です。
    初診には、必ず本人の生活状況が分かって説明できる人(家族など)が同伴することが、望ましいと言われています。

    • 最近の状況
      → 現在、困っていることなど。
      例)物忘れ以外に、これまではなかったその人らしくない振る舞いや言動はないか?
    • 受診しようと思ったきっかけが、起こり始めた時期
      →物忘れに家族が気付く前の”いつもと違ってきた兆候”は?
      例)何度も同じことを言ったり、好きなものへの興味がなくなる、性格が変わってきたなど
    • 今かかっている病気や過去にかかった病気やケガについて
    • 現在服用中の薬
      お薬手帳があれば、持参する。市販薬でも決まって使う薬があれば、メモをしておくか持参する。
    • 生活について
      →これまでの生活について(出生、職歴、婚姻歴だけでなく、社会活動など)や今後どのような暮らしをしていきたいか?など。
      例)交通手段を使って遠出ができるか?簡単な買い物や身の回りのことができるか?食事をとったり、入浴など基本的生活動作ができるか?
    • 家族の病気について
      →特に、患者さんが若年層の場合、遺伝の可能性もあるため詳しく尋ねられる場合があるようです。
  2. 神経学的検査
    • 運動機能、神経の働きを調べる。
  3. 神経心理検査
    • 認知機能検査(長谷川式認知症スケール・MMSEなど)
  4. 画像検査
    • CTやMRIで脳の萎縮、脳梗塞、出血しているか。

”何を起因として、その物忘れが起こっているか”を総合的に診断し、治療を行う専門外来です。

「もの忘れ外来」にて診察しているのは、主に脳神経外科(脳神経内科)、神経内科、老年科、精神科の医師が担当しているようです。

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認知症予備軍「軽度認知障害」や長谷川式簡易知能テストについては、以下の記事で詳しく説明しています。
発症前から兆候を発見!認知症予備軍「軽度認知障害(MCI)」とは。

認知症診療のエキスパート!「認知症専門医」とは。

「もの忘れ外来」を担当する医師の中には、認知症診療における十分な知識と経験を持っていると認められている「認知症専門医」がいます。

他にも、高齢者のこころの病と認知症を専門とする「日本老年精神医学会認定 老年精神専門医」が担当している場合もあるようです。

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3.認知症治療の名医と呼ばれる先生方

「認知症治療」を専門としていたり、治療の実績やクチコミなどから総合的に判断しています。
病院選びの材料の一つとしてお役立て下さい。
(※受診時期によっては、先生が既に在籍していない場合、外来を担当していない場合もありますので、予めご了承ください。)

北海道の名医

東北地方の名医

  • 弘前大学医学部附属病院(青森県) 神経内科 東海林 幹夫(しょうじ みきお)先生
    → 認知症の診断と治療、研究のスペシャリスト。患者の症状に合わせた医療の提供。TV NHK「きょうの健康」認知症の回に出演(2012年)。
  • 東北大学病院(宮城県) 老年科・もの忘れ外来 荒井 啓行(あらい ひろゆき)先生
    → アルツハイマー病や認知症の安全な分子治療薬の開発に携わっている名医。日本認知症学会理事。

関東地方の名医

  • お多福もの忘れクリニック(茨城県) 院長 本間 昭 (ほんま あきら)先生
    → 日本で最初の「アルツハイマー型認知症の診断・治療・ケアガイドライン」作成。厚生労働省の研究会や審議会委員の活動も。
  • メモリークリニック御茶の水(東京都) 院長 朝田 隆 (あさだ たかし)先生
    → 30余年に渡り、認知症の研究と臨床に努めた名医。最近よくメディアに出演する先生。ニッポン放送「ひだまりハウス」~うつ病・認知症について語ろうに出演中。TV「テレビ朝日「みんなの家庭の医学」(2016年)など。オリーブクリニック御茶ノ水 理事長兼任。
  • メモリークリニック御茶の水 (東京都) 田平 武(たびら たけし)先生
    → 認知症やアルツハイマーの治療に優れた名医で、専門書籍を数多く出版。TV「サタデープラス」(2015年)出演。
  • 筑波大学附属病院 (茨城県) 神経内科 玉岡 晃(たまおか あきら)先生
    → アルツハイマー病研究で活躍。症状に悩まされている患者と家族に合わせた治療を行う。
  • 日本医科大学多摩永山病院 (東京都) 脳神経内科 長尾 毅彦(ながお たけひこ)先生
    → 認知症の診断、特に早期臨床診断・画像診断を専門としている。外来は、予約紹介制。
  • のぞみメモリークリニック (東京都) 非常勤 繁田 雅弘(しげだ まさひろ)先生
    → アルツハイマー病や認知症の日常的な治療を積極的に行っている名医です。現在は、首都大学東京教授や東京都認知症対策推進会議 副議長なども務める。
  • 東京都健康長寿医療センター  (東京都) 認知症疾患医療センター 粟田 主一(あわた しゅいち)先生
    → 東京都健康長寿医療センターの研究所にて、自立促進と介護予防の研究も。
  • 国立精神・神経医療研究センター病院  (東京都) 松田 博史(まつだ ひろし)先生
    → 認知症画像診断が専門。認知症の早期診断や先進医療を提供。
  • 社会福祉法人 浴風会 浴風会病院  (東京都) もの忘れ外来/認知症疾患医療センター 須貝 祐一(すがい ゆういち)先生
    → TV「サタデープラス」(2015年)出演。
  • 医療法人財団健貢会 東京クリニック  (東京都) 脳神経外科 高倉 公朋(たかくら きんとも)先生
    → 東京脳神経センター所長でもあり、脳神経外科医との名医として活躍。認知症に対しては、予防・進行を抑えることに注力。
  • 順天堂大学医学部附属順天堂医院  (東京都) メンタルクリニック 新井 平伊(あらい へいい)先生
    → 「アルツハイマー病研究者 世界トップ100」の中に選ばれた名医。日本で唯一の若年性アルツハイマ-外来も担当。
  • 東京大学医学部附属病院  (東京都) メモリークリニック 岩田 淳(いわた あつし)先生
    → 早期段階でのアルツハイマー病(AD)の診断を専門とする。また、ADの根本治療薬の開発等先端的な取り組みも行っている。
  • 慶應義塾大学病院  (東京都) 精神・神経科/教授 三村 將(みむら まさる)先生
    → 認知症や老年期うつ病などの診療エキスパート。
  • メディカルクリニック柿の木坂  (東京都) 院長 岩田 誠(いわた まこと)先生
    → 慢性頭痛の名医でありながら、認知症の継続的な受け持ち患者数が200人いるとされ、実は「日本で一番認知症を診ている医師」と言われる。
  • 米山医院  (東京都) 院長 米山 公啓(よねやま きみひろ)先生
    → 作家で医師。TV、雑誌、講演会など積極的に活動。
  • 日本医科大学武蔵小杉病院 (神奈川県) 認知症センター 北村伸(きたむら しん)先生
    → アルツハイマー型認知症の論文多数執筆。認知症の治療に優れ、患者の希望によってアルツハイマー病の治験も行っている名医。
  • 医療法人社団 フォルクモア クリニック医庵センター南 (神奈川県) 小阪 憲司(こさか けんじ)先生
    → 「レビー小体型認知症」の発見者として、世界的に有名。認知症に対する功績が認められ、2013年度「朝日賞」を受賞。
  • 医療法人社団 翠会 和光病院  (埼玉県) 院長 今井 幸充(いまい ゆきみち)先生
    → 40年近くアルツハイマー病に関する診断・治療を行うだけでなく、認知症介護家族者の介護負担に関する研究も行う。認知症に関する著書多数。

中部地方の名医

  • 南魚沼市立ゆきぐに大和病院 (新潟県)/南魚沼市民病院 (新潟県) 院長/精神科・メモリークリニック 宮永 和夫(みやなが かずお)先生
    → 「患者さん本人の話に耳を傾け、緊張させない」がモットー。特に、若年性認知症の治療と家族の支援に注力。NPO法人 若年認知症サポートセンター理事。
  • 三島病院  (新潟県) 認知症疾患医療センター/センター長 森田 昌宏(もりた まさひろ)先生
    → 予約制ではないが、要事前問い合わせ。
  • 国立長寿医療研究センター (愛知県) もの忘れセンター・センター長 櫻井 孝(さくらい たかし)先生
    → テレビなどのメディアにも多く出演。TV「たけしの『みんなの家庭の医学』」(2015年)出演。
  • 国立長寿医療研究センター病院  (愛知県) もの忘れセンター・理事長 鳥羽 研二(とば けんじ)先生
    → 患者本人だけでなく、家族の悩みに対応した治療を行っている。
  • 国立長寿医療研究センター病院  (愛知県) もの忘れセンター 遠藤 英俊(えんどう ひでとし)先生
    → 老いに寄り添う医療を目指す。
  • 八千代病院 (愛知県) もの忘れ外来/認知症疾患医療センター・センター長/神経内科部長 川畑 信也(かわばた のぶや)先生
    → TV NHK[きょうの健康」(2012年)出演。
  • おくむらメモリークリニック (岐阜県) 院長 奥村 歩(おくむら あゆみ)先生
    → 認知症患者を病人扱いせずに全人的な治療を提供。認知症やうつ病などの鑑別診断ができ、MRIなどの画像診断もできる全国でも数少ない認知症専門医の一人。

近畿地方(関西)の名医

  • 今川クリニック (大阪府) 院長 今川 正樹(いまがわ まさき)先生
    → 新聞各社に認知症に関する執筆記事の掲載多数。
  • 武田病院 (京都府) 神経脳血管センター・所長/宇治武田病院 (京都府) もの忘れ外来・センター長 秋口 一郎(あきぐち いちろう)先生
    → 認知症などの迅速な診断や高度な医療、患者の心のケアに努めている名医。
  • 滋賀医科大学医学部附属病院 (滋賀県) 脳神経外科・もの忘れ外来 椎野 顕彦(しいの あきひこ)先生
    → MRIを使用した早期認知症診断を行う。

中国・四国地方の名医

  • 鳥取大学医学部附属病院 (鳥取県) もの忘れ外来 浦上 克哉(うらかみ かつや)先生
    → 「認知症診断・予防」の第一人者。認知症とアロマの研究においてメディアに紹介された名医。日本認知症予防学会を設立。
  • 独立行政法人 国立病院機構 松江医療センター (島根県) 院長 中島 健二(なかじま けんじ)先生
    → 認知症の治療の他にも神経性疾患や脳血管障害の治療に優れている。
  • 香川大学医学部附属病院 (香川県) 精神科神経科・教授 中村 祐(なかむら ゆう)先生
    → アルツハイマー型認知症の生化学的な病態の解明、新薬の研究と開発に力を入れている。2011年に追加承認されたガランタミン(レミニール)、リバスチグミン(イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ)、メマンチン(メマリー)の開発に関与。
  • 愛媛大学医学部附属病院 (愛媛県) 神経内科 野元 正弘(のもと まさひろ)先生
    → 認知症やパーキンソン病といった脳神経系疾患の診断と治療に優れる。

【募集】アルツハイマー型認知症 治療薬の治験

募集

アルツハイマー型認知症を治療するお薬の開発に協力していただける患者様を募集しています。



対象

アルツハイマー型認知症の症状がある50歳以上の患者様

通院場所

東京都新宿区


治験の詳細を見る
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