人の集まるコンサート会場、空港。まだまだ止まらないはしかの感染。本当に大丈夫?
最近麻疹(はしか)の感染のニュースが大阪や千葉で出てきており、世間を騒がせています。
先週は千葉県の幕張メッセで行われたジャスティンビーバーのコンサートを訪れた男性が、後日帰宅したあと兵庫県の病院を受診したところ、麻疹に感染していたというニュースもありました。
はしかの潜伏期間中に人の大勢集まるコンサート会場に訪れたことになります。もしかしたら、風邪の症状と勘違いをして、少し無理をしたのかもしれません。
コンサートに参加した男性は他にも東京や神奈川を訪れていたらしく、運営会社や感染が広がった恐れのある地域の保健所、国立感染症センター(DCD)もフェイスブック上で注意を呼び掛けています。
そして8月31日、大阪にある関西国際空港でも国際線ではたらく2人の従業員からはしかの感染が確認され、すでに同じ職場で働く同僚の30人以上が似たようなはしかの症状を訴えているとのことです。
人が多く集まる場所、行き来が激しい場所は必然的にはしかなどの感染のリスクも高まりますが、局所的な人口過多や国際化を進める日本にとって、あまりよろしくない出来事と感じる方も多いのではないでしょうか。
はしかを擬人化してみたら、どんな世界が見えてくるだろうか
しかし重く捉えるだけでは、本当に大切なものは見えてきません。
なので、当時の状況をコミカルに描写して想像します。
まず初めに、はしかを擬人化します。はしかの擬人化は江戸時代の浮世絵を参考にしましょう。
はしかの擬人化について、こちらの記事を参照して下さい。
はしかを擬人化すると、こんな相撲取りのような大男が、関西国際空港にもジャスティンビーバーの前にも現れてしまった訳です。
きっと関西国際空港を訪れたYOU(外国人)達は、大はしゃぎするでしょう。
「ヘイ見て!こんなところにサムライがいるわ!」
「いいえ違うわ!これはセキトリよ!ドスコイよ!名前はきっとエドモンドよ!」
ジャスティンビーバーもこんな大男が自分のコンサートに訪れていたら、きっと興奮したでしょう。
そして、自身のインスタグラムにアップしていたに違いありません。ピコ太郎並みに国内で人気が出ていたことでしょう。
ただ、江戸時代の麻疹はこんなに分かりやすい形で人々に知れ渡っていたのかも知れませんが、現在の麻疹は分かりやすい病気ではありません。
むしろ、潜伏期間を経て虎視眈々と感染の機会をうかがっています。
人間を赤い発疹で埋め尽くし、高熱で苦しめることが彼らの存在意義です。
その姿はまるで毒を操るアサシンのようです。
はしかの運び屋にならないために気を付けること
はしかの潜伏期間中に移動すると、知らず知らずのうちに、麻疹ウィルスの運び屋になっている恐れがあります。ネット用語的にいうなら「インフルエンサー」でしょうか。はしかと同じウィルス感染のインフルエンザに似てますね。
無意識のうちにウィルスを拡大することをを防ぐためにも、定期的な予防接種が何より大切です。
バイオテロのような重大な犯罪と異なり、感染した場合誰の責任も追及することが出来ません。ウィルスは法人格を持っていないので訴えることは出来ません。
感染症に巻き込むあるいは巻き込まれないためにも、自身の今のはしか対策が1~3のどの状態か見極めましょう。
- 以前はしかに感染した経験があるから安心
- はしかに感染した経験は無いが、接種したワクチンの効果(10年程度)が続いている
- 単なる偶然
まずは自身の治療来歴を確認し、必要なら次の行動に移りましょう。
一人一人の意識向上がはしか撲滅への第一歩です。