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妊娠後期には要注意!妊婦さんの逆流性食道炎

1.つわりが終わらない?!意外と多い、妊婦さんの逆流性食道炎の原因と対処法

 

安定期に入っても長引くつわり?もしかしたらそれは逆流性食道炎の可能性が!

吐き気や嘔吐、胸やけなど・・つわりの症状は個人差もありますがどれも大変辛いものなので、妊娠初期にはその不快な症状に悩まされる妊婦さんが多いです。

つわりは妊娠することによって体内のホルモンバランスが崩れるため起こる症状ですが、そのピークは妊娠初期の9週目頃といわれています。

この時期を過ぎると、通常であれば胃の不快な症状はだんだん治まってくるものですが、中には安定期になっても良くなるどころかさらに症状が悪化してくる場合があります。

いつまでも続く胃の不快感。それはつわりではなく、もしかしたら逆流性食道炎かもしれません!

 

逆流性食道炎とはどういう病気?

逆流性食道炎とは胃の中の胃酸や食物が逆流して食道に炎症が起きてしまう病気です。

通常であれば、胃と食道をつないでいる下部食道括約筋が働いて胃酸が逆流するのを防いでいるのですが、この括約筋が緩んでしまうと、胃酸が逆流し、強い酸が食道の粘膜を荒らしてしまいます。

本来、暴飲暴食や姿勢の悪さなどが原因で発症する病気で、高齢者や肥満の人がなりやすい病気ではありますが、妊婦さんにも発症しやすい病気でもあります。

逆流性食道炎の主な症状は、下記の6つです。

つわりは時間に関係なく症状が出るのに対して、逆流性食道炎は食後や空腹時に特に症状が強く出るなどの違いはありますが、これらの症状の一つ一つは、つわりの症状ととても似ています。

そのため、全く違う病気にかかっているとは思わず、まだつわりが治まらないと思い込んでしまう妊婦さんも多いのです。

 

なぜ、妊婦さんは逆流性食道炎になりやすい?

妊娠するとホルモンバランスが変わり、黄体ホルモン(プロゲステロン)が継続して分泌されている状態となります。

プロゲステロンは胃の消化する力を落としてしまうので、食事をした後の消化に時間がかかるようになります。

その結果、胃酸の分泌が増えて食道に逆流しやすくなってしまいます。

また、妊娠中期以降になると、胎児が育ってくるので子宮がだんだん大きくなり、胃を圧迫するようになります。

下から胃を押し上げられることで、胃酸が逆流しやすくなってしまいます。

さらには、つわりの時に嘔吐を繰り返してしまったため、のどや食道に炎症を起こしてしまって発症するケースもあります。

これらの要因により、妊娠中期から吐き気や胸やけなどの症状がひどくなり、最もお腹の大きくなる臨月にかけて症状が重くなっていきます。

 

(ケース1)一日何度も襲ってくる吐き気。酷いつわりでよく嘔吐。

第一子、第二子どちらもつわりがひどかったのですが、とくに第二子のときは食べたい、食べられそうと思っても吐き気がひどく、とにかく吐いてばかりでした。

一日何回も、吐き気がおそってきて、トイレに駆け込むのも間に合わないくらいのこともありました。

胃の中に吐くものがなくても、吐き気があり、胃液を吐くこともしょっちゅうでした。

引用元:つわりがひどく嘔吐し過ぎて、ついに吐血!逆流性食道炎に。

 

(ケース2)妊娠後期、ホルモンバランスの変化と赤ちゃんが大きくなってきて子宮が胃を圧迫。

妊娠後期にさしかかり、8カ月、9カ月あたりの時に胃液が上がってくる感覚に毎日なり、とても痛く生唾がどんどん出てくる状態が日々増えてきました。ひどい時には嘔吐する事もありとても辛く悩んでいました。

後日産婦人科に行き先生に見て頂くと、妊娠後期になる方は多いという逆流性食道炎でした。この症状の原因は、女性ホルモンの影響により、食べ物の消化が遅くなる事と、赤ちゃんの重さで胃が圧迫される事、そして、食後すぐに横になっている事が原因でした。

引用元:妊娠後期に逆流性食道炎になり、食生活を改善しました。

 

(ケース3)低身長のママは、要注意。

夜、食道から喉にかけて焼けるような痛み。塩酸を飲んだかのような、溶けるような痛みです。

妊娠中のため、ガスターなど強いお薬は飲めずひたすらお水を飲んで木を紛らわしましたが、

胃酸のようなものがジュワっと上がってきて、眠れませんでした。

妊娠後期になると、赤ちゃんで胃が持ち上げられ、発症しやすいそうですが私の場合は安定期の真っただ中でした。ちなみに低身長の人はなりやすいと聞きました。食道が短いためだそうです。(私の身長は150cm)

引用元:妊娠中の逆流性食道炎、低身長に多いらしいです。

 

2.薬は飲んでも大丈夫?妊婦さんの逆流性食道炎の対処法

 妊婦さんの場合、どうやって治す?まずは生活を見直すことから始めましょう!

逆流性食道炎と診断されると、通常は投薬による治療となりますが、妊娠中はなるべく薬を飲みたくないもの。

逆流性食道炎は服薬以外にも、食事や生活習慣を変えることによって、症状がかなり緩和される場合が多いです。次の3点に注意をして生活をするように心がけましょう。

1.食事の内容や方法を見直しましょう。

食べ過ぎ、飲み過ぎはもちろんのこと、脂っこい食事、甘いお菓子なども症状を重くしてしまいます。

腹八分目を心がけ、お肉を食べたい時は、蒸す、煮るなどの調理法で脂を落とすなどの工夫が必要です。

また、コーヒーや緑茶などのカフェインや炭酸、キムチなどの辛いものは、刺激となってしまうため、避けましょう。

症状がひどい時は、無理をせず、うどんやヨーグルト、おかゆなどの流動食を何度かに分けて、少しずつ取るのが良いでしょう。

それでも辛い時は、1日程度であれば無理して食事を取らず、様子を見ると症状が改善する場合もあります。

2.姿勢を見直しましょう。

寝る時は、苦しくない程度にクッションや座椅子などで状態を高くすると胃酸の逆流を防ぐことが出来ます。

また、食後は胃酸が逆流しやすいので、すぐに横にならず、2時間以上あけてから寝るようにしましょう。

普段の生活においても、前かがみにならない、背中を丸めないようにするなど胃酸が逆流してこないような姿勢をとる事が大事です。

3.服装を見直しましょう。

お腹を圧迫すると胃酸がこみ上げて来ることがあるので、ウエストや身体を締め付けない、ゆったりとしたリラックスできる服装にしましょう。

 

(体験談)妊娠後期に逆流性食道炎になり、食生活を改善しました。

薬は飲めなかったので毎日の食生活の改善をしていきました。消化しやすい食べ物をメインに食べていき、刺激のあるカフェインを控え、食べ物を小分けに食べるようにしていきました。

そして、食後はすぐに横にならないような生活をしていきようやく胃液が上がってこなくなりました。

自分自身が毎日しっかりと気を付けていく事で治ったので良かったです。

引用元:妊娠後期に逆流性食道炎になり、食生活を改善しました。

 

妊婦さんでも飲める薬はあるの?

毎日の生活に気を付けていると、かなり症状が緩和されることが多いのですが、それでもなお症状が悪化するような場合は、我慢をせず、お薬を服用したほうが良い場合もあります。

お薬には胃酸の分泌を抑えるものや過剰に分泌された胃酸を中和するもの、胃の機能を調整するものなどがあり、妊婦さんでも飲める薬もあります。

主に上記5種類のお薬が妊娠中にも飲める逆流性食道炎のお薬として処方されています。

ドラッグストアなどでも「ガスター10」のように逆流性食道炎の薬は販売されていますが、妊娠の進行時期や個人個人の体調によって、飲んで良いか悪いかが違ってくる場合があるので、素人判断での服用は避けましょう。

「赤ちゃんに影響があったらどうしよう」と後から不要な心配を避けるためにも、まずはかかりつけの産婦人科で相談し、確認してから服用するようにしましょう。

 

(体験談)妊娠中のため、強い薬は飲めませんでした。

妊娠中のため、強い薬は飲めませんでした。

病院は2件ほど相談しましたが、1件目は、お水やアルカリ性の飲み物(牛乳など)を飲むように、と帰されてしまいました。もう1件では、胃酸を抑える薬を出していただきました。

引用元:妊娠中の逆流性食道炎、低身長に多いらしいです。

 

3.妊娠中、逆流性食道炎にならないためには?

一旦、発症してしまうと辛い症状が出産まで続く恐れもある逆流性食道炎。

まずはかからないように予防することが一番です。

今はまだ症状はなくても妊娠初期から対策をとることが大事です。

食事をする際には日頃から以下のような点に注意してみましょう。

 

まずは食事のとり方に注意!キーワードは「おなかに優しい」

1.安定期に入るとつわりの時とは反対に無性に食欲が出てくることもありますが、暴飲暴食や間食は避けましょう。

2.早食いも胃に負担をかけてしまいますので、時間をかけてゆっくりよく噛んで食べるようにしましょう。

3.味の濃いもの、脂っこいもの、糖分の高いお菓子類などは胃酸の分泌を増やしてしまうので、なるべく取らないようにしましょう。味付けにはだしなどを活用すると薄味でも満足でき、消化にも良いのでおすすめです。

 

妊婦さんに特に適しているおすすめ食材あれこれ

チーズやヨーグルトなどの乳製品は栄養価も高く、さらに胃の粘膜を保護してくれます。

なかでも牛乳は胃の粘膜の保護の他、胃酸の分泌も抑えてくれる優れものなので、ぜひ取り入れたい食材です。

他には大根や長芋などの根菜類、納豆や豆腐などの大豆製品、バナナ、卵、キャベツ、白身魚などもお腹に優しい積極的に摂りたい食品です。

また、お肉などを食べたい時は脂の少ない部位を選び、ベーコンやハムなどの加工肉は避けましょう。

併せて調理法にも気を配り、「揚げる・焼く」よりも「煮る、蒸す」といった油を使わない方法を選ぶことが大切です。

 

4.出産後には嘘のようにスッキリ!あの不快症状がなくなった!

つわりが治まったと思ったら、今度は逆流性食道炎・・

妊娠時には胃のトラブルが続き、お腹が大きくなるほどに不快な症状もひどくなる・・

いったい、この症状はいつまで続くのか、と心配になりますね。

ですが、妊娠による逆流性食道炎の場合は、ほとんどが長期化するものではありません。

ホルモンバランスや大きくなった子宮によって胃が圧迫されて引き起こされているので、出産が終わり、圧迫がなくなると胃酸の逆流もおきなくなり、不快な症状がいつの間にかすっかりなくなってしまうという場合が多いのです。

精神的なストレスも症状を悪化させる要因の一つといわれています。

出産まではなるべくストレスを溜めないよう、周りにも協力をしてもらい、気分転換をすることも大事です。

今より症状が悪化しないように生活習慣や食事に気を付け、この時期を少しでも軽く乗り切れるようにしたいですね!

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