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2016年5月12日更新

手足口病の感染力はいつまで続く?感染力の強い時期を知って対策しよう!

乳幼児の発症が多い「手足口病」は、一度発症すると、1ヶ月間は他人に感染するリスクが高くなる病気です。特に最初の2週間は感染力が強いので、うがいや手洗い、タオルを共用しないなどの工夫をして、感染の拡大を防ぎましょう。
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1. 手足口病の感染力はいつまで続く?潜伏期間も感染するの?

手足口病では、症状が現れてからの2週間が、他人に感染させるリスクが一番高くなります。
また、発症から1ヶ月は、他人への注意が必要となります。

手足口病は症状が出てからの期間が、他人に感染させるリスクが高い

幼稚園などの集団生活で手足口病が流行したりしている時は、手足口病にかかった子どもにできた水疱などから直接感染するリスクが高まります。

さらにウイルス性のものなので、飛沫感染も考えられます。
直接感染リスクの低い潜伏期間中に全く感染しない訳ではありませんが、手足口病の場合は、症状が出てからの期間が他人に感染するリスクが高くなるのです。

発症から2週間~1ヶ月は注意が必要

手足口病のウイルスは、発症から1ヶ月ほどで消滅します。
つまり、それまでは他人に感染させてしまう要注意期間なのです。

発症から2週間くらいは、鼻水などにウイルスが残っているので、飛沫感染や直接感染によって、最も他人に感染しやすい時期です。

また、発疹が”かさぶた”になって、元通りに治るまでは、さらに2週間程かかります。
この時期も、排泄物にはウイルスが残っています。
そのため、乳幼児で排泄物の処理が必要な場合には、発症から1ヶ月は注意が必要です。

手足口病の潜伏期間は2-5日ほどで感染するリスクは低い

前述したように、潜伏期間中は直接感染のリスクが低くなるため、症状発症後と比較すると、感染リスクは低くなります。しかし、全く感染しないわけではありません。

2. 手足口病の感染力が強い期間はあるの?

手足口病の感染力が最も強い時期は、10日-2週間程です。

その時期には、特に手洗い・うがいを徹底して、集団生活でタオルなどを共用せずに二次感染を防止することを心がけましょう。

手足口病の感染は、10日-2週間程が最も注意すべき

水疱や発疹などの症状が現れる10日-2週間ほどは、直接感染、飛沫感染といった感染の経路が増えることにより、感染力が強くなります。

手洗い・うがいを徹底し、集団生活でタオルなどを共用せず感染予防

手足口病には、有効なワクチンもなく特効薬も存在していません。

病院では、症状を抑える対処療法を行います。したがって、ウイルスが体内に侵入しないよう予防することが最も大事なのです。

そのために、手足口病の流行時には、手洗い・うがいを徹底すること、集団生活でタオルなどを共用しないことなどを徹底し予防しましょう。

また親御様も流行時、乳幼児のオムツ処理など排泄物の処理には、充分に注意しましょう。

3. 手足口病の大人への感染力は?

手足口病は大人にほとんどうつらないが、稀にうつると症状が重く出る

手足口病の大人への感染率は約0.6%と非常に低い数字ですが、稀にうつると症状が重症化することがあります。

もし感染が疑われる場合は、すぐに病院に行きましょう。

大人への手足口病感染体験談

大人の感染はあまりないという風には病院の先生も仰っていましたが、ウイルスに触れると感染率は増えるみたいで、仕事の疲れなどで、体内の免疫力も落ちていたのかもしれません。

症状は、風邪のような感じで発熱と節々が痛みました。最初はインフルエンザにもかかったかと思いましたが、熱自体は高温でもなかったのでただの風邪だと思い、風邪薬を飲んで様子を見ました。翌日になると、のどの痛みと指に水ぶくれのような発疹が出始めました。子供なった症状に似ていたのでこの時感染したかなと思いました。熱も高温になっていました。

病院に行って診察などを行い、口の中も荒れていました。手足口病とのことで、特効薬はなく、安静にして治すしかないとのことで、熱が高いのと、節々が痛むので、解熱剤と痛み止めを貰いました。口の中は口内炎の薬を出して貰って、一応かゆみ止めも貰いました。1週間くらい安静にしていれば治るとのことで、大人で感染すると重症化する場合もあるが、安静にしてかゆみにかゆみ止め、痛みに痛み止め、熱は解熱剤と一つずつきちんと処置すれば大丈夫と言われました。

結局完全に治るまでに、10日くらい掛かりました。特に3日目くらいに口の中が荒れてきた頃から、食事が苦痛でした。何を食べても、何を飲んでも痛みしかなくて、プリンやヨーグルト、ゼリーなどの刺激のないものしかまともに食べられませんでした。5日目くらいからは治り始めた影響なのか、痛みにかゆみも混じってきてかゆみ止めを貰っておいてよかったです。

引用元:発熱後、喉の痛みと指の水ぶくれ。子供の手足口病が感染しました。

子どもが利用したものを共用せず、手足口病の感染に気をつけましょう

乳幼児がいるご家庭や保育園でオムツを換える際に、ウイルスが含まれた便を触ってしまい感染することが多いので、必ず石鹸でよく手を洗うようにしましょう。

大人が手足口病に感染するのは、免疫力・体力が低下している時だと言われていますので、ウイルスに対抗するためには、普段から健康に気を付けて生活をしましょう。妊婦さんも抵抗力が落ちているため、感染した子供とはあまり接触しない方が良いでしょう。

ママ体験談:小児科医からのアドバイス

【大人への感染予防】
小児科の先生から、手足口病の菌は主に胃腸にいると聞き、排泄物などの処理にはかならず手洗い、可能ならゴム手袋を着用の上で行うように言われました。

また、小まめなアルコール消毒、そして基本はやはり手洗いうがいとのことでした。

大人がかかると重症化しやすいとのことですので、どうぞお気をつけください。

引用元:4歳の子供が手足口病に。うどんやスープなどの柔らかいものや汁物で過ごす。

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